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一のつく日は「旬祭」

今日は5月11日。


1のつく日は奈良の春日大社で「旬祭」というお祭りをする日である。
毎月1日、11日、21日、執り行う。

月頭を上旬。中ごろを中旬、月終わりを下旬というのはここからきているのであーる!

春日大社は色々すごいのだけれど、宮中(天皇陛下がいらっしゃるところ)でやられている行事と同じことを沢山やっているということがある。大昔はほかの神社でもやっていたかもしれないけれど、なかなか、もう残っていないんですね。そういうのが沢山残っているあたりとてもすごい。

奈良でとても古い宝物を保管している「正倉院」という建物がある。
奈良時代というから今からだいたい1300年前、平城京という都があった。
その都を飾っていた素晴らしいもの・・宝飾品や織物や、仏教の道具や鏡や装飾品など、そういうすごい素晴らしい宝物が保管されているのである。

春日大社にも沢山の宝物が伝わっていて、それは「平安の正倉院」とよばれているくらいなのである。

平安時代は、すでに都は京都・平安京にあった。
奈良からは遠い。
今でも車で1時間弱かかるんですよ?


でも、春日大社を慕う人々が華やかな行列を作って奈良までやってきていた。
そして神様に捧げたすごいものが現在も残っていたりするのである。

昔の人が崇めていた神様を今も仰ぐことができるって、なんてすごいのだろうと思う。

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