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A LOVELETTER FOR SHOW-GOさま

今年出会ったアーティスト、ヒューマンビートボクサーのSHOW-GOさん。
ある日突然youtubeのおすすめに出てきたサムネイルの中の彼は、つやつや黒髪ロングヘア×ぱっつん前髪×もみあげ全落としという今まで見たことのない髪型で、ひょうたんを左手に持ってマイクに向かっていました。(そして背後の壁には浮世絵が飾られていた)

SHOW-GOさんを知らない私にとってこのサムネイルはかなり斬新だったものの、妙に惹かれるものがあり再生してみたのでした。

純粋な好奇心でしたが、あの時再生して本当に良かった。SHOW-GOさんは「音楽を提供するアーティスト」という枠を超えて、私に音楽以上のものを与えてくれました。(私が勝手にずんずん吸収したとも言う)
おすすめしてくれたyoutubeには感謝してもしきれません。HIKAKINとRofuのコラボ動画を見たからかな?


何よりもまず、SHOW-GOさんの作る音楽や、奏でる音の美しさに心を奪われております。
ビートボックスの技のことはわからないのですが、一音一音がとにかく綺麗。出したい音や作りたい曲のイメージがあって、それに向かって技術を磨いてきたのかなと思います。
その時の気分に関わらず、心を落ち着かせてくれる唯一無二の音楽です。

その音楽は、映像にするとより美しさを増します。
ここで語らずして通れないのが、SHOW-GOさんの装いです。
組み合わせの難しそうな色や形の服をとてもおしゃれに着こなしており、それだけでも目の大保養になるのですが、さらに心惹かれる点が周りの風景とも調和しているところ。

8月に出された曲では、鬱蒼と茂る緑、鳥居の朱、深い陰影の黒の中で、同じ緑・朱・黒を纏って歌っていました。その様子は、異界からの使い手のような神聖な存在に映りました。

作品以外の、普段のお召し物も素敵なのです…!センスが良いという一言で片づけるのが躊躇われるぐらい、本当に色や形の合わせ方が素敵。
好きになった当初は、どうすればこんな風に服を着られるのだろうと、同じような色味や和風の要素を自分の服にも取り入れようと試行錯誤していたのですが、しばらく経ってから「いや、私が本当に真似したいのはここではない」と我に返りました。

"装い"というかたちで表層に現れた部分ももちろん好きですが、私が本当に憧れたのはそのひとつ奥の「自分の世界観を確立していて、それを的確に表現できる点」だと気づきました。

こう気づいた時に自分の今までの服装を振り返ってみると、量産型になりたくないとか、こいつは一味違うなと思われたいなどの雑念が強く、自分の世界観については深く考えたことが無かったと感じました。

こう思えてから「ファッション」なるものに対して斜に構えることなく心を開くことができた感覚があり、これまでプライドが邪魔して避けていたファッション本やプロのアドバイスを素直に学べるようになりました。

そこから加速度的に、ファッションという域をも超えて新しい世界が広がっていったのですが、SHOW-GOさんから話が逸れるので別の機会に記事にしたいと思います。


作品だけを見ていると神々しくて遠い存在に思えるSHOW-GOさんですが、
Vlogなどで話している様子からは、親しみやすい印象を受けます。
低空飛行なテンションでしれっとボケまくるところが好き…!
「街中で見つけたら話しかけても良いですか?」という質問に対して、「話しかけないでください」と言いそうなところを、「ぜっっっっっっっっっったい・・・・・・話しかけてください!」と言う意外性も好き…!!

そのギャグセンの高さもさることながら、非常に地に足のついた考えをお持ちの方だという印象もあり、尊敬しております。

映像表現の幅を広げるために、大学でデザインを学んだところ。
好きなビートボックスを長く続けるために仕事にはしないところ。
大学で学んだデザインを仕事にしつつ、ビートボックスを続けていこうかと考えているところ。
修学旅行の時、行き先の京都について勉強し、満喫したところ。
その結果京都が好きになり、移住を叶えたところ。

もちろん私はSHOW-GOさんの極々一面しか知ることができませんが、このような姿勢も含めて作品に昇華されていると感じます。普通に話している姿や考え方を知るほど、SHOW-GOさんの音楽を好きになった理由がわかってくるのです。


そして、あまり見た目のことを語るのも憚られるのですが、何と言ってもお顔が美しい…!切れ長の目、すっきり通った鼻筋、薄い唇、シャープな輪郭、全てがうらやま美しいのです。
顔立ちも、SHOW-GOさんが作品を通して表現する世界観に説得力を持たせる要素だと思います。

もののけ姫の歌に「とぎすまされた刃の美しい そのきっさきによく似た そなたの横顔」という歌詞がありますが、これはSHOW-GOさんのことです。

SHOW-GOさんを知ったおかげで、私の2022年がより良いものになりました。来年からもより良い日々になると思います。

勝手な願いですが、これからもずっとSHOW-GOさんの活動を見ていたいです。
これからも心の赴くままに制作活動ができますように。
京都での生活が心地良いものでありますように。

P.S.
京都民として、「もしかしたらSHOW-GOさんが歩いているかも?」と思うと外を歩くことが楽しくなりました。重ねてありがとうございます。

#SHOWGO


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