奈良は「永遠に楽しめる箱庭」なのかもしれない
2005年に奈良へ移住してきて、早いもので15年が経とうとしている。あと3年もすれば、生まれ育った新潟県で過ごした期間を超えて、奈良県が「人生でもっとも長く暮らした土地」になる。なんとも不思議なものだ。
奈良に移住したのは、「妻の生まれ故郷が奈良だったから」に過ぎない。奈良という土地が醸す、おっとりと鄙びた古都らしい風情に憧れはあったが、そこまで強かったわけではない。
「まさかこんなに奈良にはまるとは!」
これが偽らざる気持ちだ。
●奈良での暮らしは「ちょうどいい」