3肢麻痺猫ヒオ
前回、ハンデキャップの子達と生活することを書きましたが
印象に残っているのが、3肢麻痺のヒオの事。
交通事故で3肢麻痺になったらしいが
まだ、若かった私は預かりボランティアで彼を預かったのだった。
チャトラのおじいさん。
初めは私のそばでずっと横たわっていた。
下半身麻痺猫や犬ならいいのだが
3肢麻痺.。。どーしよ。。。
ヒオにとって何が幸せか本当に考えた。
自由に歩けない。じっと私のそばにいるだけ。
そんな猫生でいいの?
初めは話してくれないヒオだったけれども
少しづつ、少しづつ話しだしてきた。
元は野良猫さんだったらしい。
だから人間は信用しない。私の事も
そう、最初に言われて少しショックだったのを覚えている。
そこから私はヒオびいきをしだした。
ご飯も特別に缶詰をあげ、その当時良いものだった。
とにかく、私に心を開いてほしいと思った。
それとリハビリ。
少しづつ、足を揉んだりしながらリハビリを続けた。
そうしながら、ヒオは私と家族を受け入れだしてくれていた
と同時に、リハビリの効果が出だした。
あれはヒオを預かって3か月くらいたったころ。
ほふく前進をしだしたのだ。
おおーーー!!
移動が一人でできるようになってくれた。
それだけでも嬉しかったのだが
また2か月後くらいかな。。。
元々動く前肢1本と、リハビリしていた後肢の1本がたまたま突っ張って
立ちました!!
もう「クララが立った!!」ばりに喜んで、その時のブログに書きましたっけ。。。
今、思えばたまたま硬直していた後肢の1本が松葉づえ代わりになっただけだと思うけど、
私には立ったのだ。
ヒオは預かり猫。いつかは里親さんを見つけないといけない子。
里親さんを見つけるためにブログを書いていた。
だが、このようなハンデ持ちは里親さんは見つからないだろうと思っていたら
東京の方が手をあげてくれた。
それに私は動揺し、団体に相談したら、「次の子が待っているから」と言われ
泣く泣く、譲渡の話を進めていた。
そうすると、私の強い悲しみはヒオに届き
FIPを発症してしまった。。。
数週間の命でしたが、病院のカルテには保護猫ヒオでなく
私の苗字の入ったヒオにしてもらった。
数週間でしたが、我が家の子として生活できたことをヒオは喜んでくれているかな。
私が悲しまなければ、ヒオは亡くならないで済んだのかな。。。
それは今も聞かないでいる。
ヒオの後、私は預かりをやめて、ハンデキャップのある子達を見かければ迷わず我が家の子にした。
ヒオのために。ご縁のある子は我が家に入れることにした。
そして、今、最後の子モアナが膝の上で寝ている。
あれから何匹見送ったかな。。。
幸せだったのかな。。。
ヒオ、母さんは幸せだったよ。
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