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Visual Studio 2015を起動すると「応答なし」になる時の対処方法

現職では未だに Visual Studio 2015で開発をしています。経営者が IT投資をする気が無いため現場では Windows XPの PCが現役だったりするので、それに伴って開発環境も新しくできません。(もちろん Windows XPの PCはインターネットから切り離しています。)

この Visual Studio 2015が使っているうちに起動時に数分間「応答なし」になる現象が発生しました。起動してソリューション (.sln) ファイルも開いていない状態で発生するため、しばらく原因が全く分かりませんでした。

最終的には Process Monitorを使って Visual Studio 2015の動作を監視して原因を特定したので対処方法を共有します。

Visual Studio 2015「応答なし」解消の手順

手順 1: Visual Studio 2015を起動する

通常通り Visual Studio 2015を起動します。
ソリューション (.sln) ファイル等は開かないでください。

手順 2: 「フィードバックの送信」の設定を開く

Visual Studioの [ヘルプ]-[フィードバックの送信]-[設定]メニューを選択します。

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手順 3: エクスペリエンス向上プログラムの設定変更

「Visual Studio エクスペリエンス向上プログラム」が「参加する(推奨)」になっている場合は「参加しない」に設定変更します。

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あまり記憶にありませんが Visual Studio 2015インストール時の既定値が「参加する(推奨)」だったのかもしれません。

手順 4: Visual Studio 2015を終了する

設定変更が終了したら一旦 Visual Studioを終了します。

手順 5: SQMフォルダーを開く

エクスプローラーで下記のフォルダーを開きます。
C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Local\Microsoft\VSCommon\14.0\SQM
※ PCの環境や Windowsのバージョンによって多少差異がある場合があります。

手順 6: .sqmファイルを削除

手順5で開いたフォルダーに拡張子が「.sqm」のファイルが大量にあるため (数千ファイルの場合あり) 更新日付の古いファイルをすべて削除します。

戻ってきた快適なプログラミング環境

少なくとも私の環境の Visual Studio 2015では、この手順を実施してから長時間の「応答なし」は発生していません。最近の Visual Studio 2019等でも「エクスペリエンス向上プログラム」の設定次第でこうなるのかはわかりませんが、同様の現象にお困りの場合は試してみる価値はあると思います。

見出し画像: フリー写真素材ぱくたそ

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