エラー(誤答)で学ぶ意義
算数・数学では, 誤答を提示し,その原因を考えることを通して,数学的な概念の理解を深めるという授業を行うことがあります。谷本(2008)は,数学文章題で誤った式の理由を考えさせることの効果について検討し,正答を説明するよりも誤答の理由を説明した生徒の方が,事後テストにおいて,文章題に含まれるキーワードを頼りに演算子を決定したと考えられる誤答が減少することを示唆しています。
プログラミングの学習では,サンプルプログラムを入力して動作を確認するといった学習過程がよく見られます。