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こんな教員になりたい①

自宅療養7日目。
この期間に私は、何度学年の先生方に「ありがとうございます」と言ったことだろう。

毎日、朝早く私のクラスに入って連絡帳の内容を書いてくださる。放課後、その日にあった出来事を報告してくださる。「自宅でできる事があったらご教示ください」と言ったら、自宅でできるような仕事を家の前に届けるよ、と返ってくる。戻ってきてからの仕事が膨大にならないようにと、事務処理に丸付けに課題のチェックまで、力を貸してくださる。
学年5人のうち、2人がベテラン教員で、
その2人が、率先してサポートをしてくださる。

それも仕事だよ、と誰かに言われてしまえばそれまでなのだが、多忙の中、ここまで他人の仕事ができるってすごくないか。
主観的にみて、感謝の気持ちでいっぱい。
客観的にみて、ただただすごい。
語彙力が乏しい私からはすごいしか出てこない。

今日私がみたのは、未来の人をつくる教員という仕事をし続けてきた先生方の『人間力』である。
ひたすらに与える、見返りのない愛情。

こんなに与えられて、ろくに返しもできず、
貰うばかりの私に、それでもまだ、
余す事なく与えてくださる。
こんな人たちに、なりたいと強く思う。
この職場で、この学年で、その中にいる自分は
本当に幸せ者だと心から思える。

自分は、後輩に同じことができるだろうか。
できる先輩 にならなくちゃいけない。

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