勇気を持てたら

昨日、自粛が明けてから初めてのバイト出勤日でした。私は都内にあるスポーツジムでアルバイトをしています。ジムではプールやジムエリアの他にスタジオがあります。そこでは社員やアルバイト、業務委託した外部の方がダンスやトレーニングを”プログラム”として毎日開催しています。

3月末頃から私もプログラムを持つ話が出て、準備をしていましたが、コロナウイルスの影響でジムは休業。もちろん、真面目な方ならその状況でもプログラムに向けて着々と準備すると思いますが、自宅待機という名の自宅警備員をしていた私は「明日やろう」を続け、気付いたらジム再開前のミーティング前日になりました。

慌てて資料を見返し1人黙々とプログラムの準備、最初の挨拶からプログラム内容と流れを試行錯誤…不安たっぷりのままミーティングへ。当日、社員さんや同じアルバイトの方々に向けてプログラムを行い、なんとか合格点を頂きました!

そして来たる6月3日、自粛明け初バイト。休憩中には1時間後のプログラムのことで頭がいっぱいでした。スムーズに進行できるか、プログラム中の体力が持つか、種目名を忘れてしまわないか…夕飯のパスタの味も感じないままお客様が入場するプログラム開始5分前になりました。自粛明け2日目でしたが常連さんはいつも通りトレーニングされていましたが、誰も来ない…音楽を流しながらプログラムが始まることをさりげなくアピールしますが誰もこちらを見向きしないままプログラム開始時間になりました。初めて持ったプログラムの初回、ドキドキのまま待っていた時間も束の間、初めての瞬間は訪れませんでした。

他のプログラムでは、常連さんが多かったり、始まる前に講師の方々がお客様に個別に声かけをしたりしています。私は勇気を出して声をかけに行こうと思ったのですが、結局誰にも声をかけられませんでした。

基本的にどのプログラムも音に合わせて動き、みんなで達成する感が強く、楽しみながらトレーニングすることができます。しかし、私の担当するプログラムはハードなインターバルトレーニング。他のプログラムが講師とお客様みんなで達成するものだとしたら、私のプログラムは自分との戦い。強度を設定できるマシンよりもキツく感じるため、黙々と他のマシンでトレーニングしてる方の動きを止めてまで参加していただくのは申し訳ないと思ってしまいました。また、ジムでのバイトを始めてから休業期間を除くと2ヶ月弱、顔馴染の方が少なく、気軽に声をかけられる方がいませんでした。

周りの社員さんやバイトの方々は「自粛明けでこのプログラムはしょうがないよねー」とフォローしてくれましたが、今思うとあの時自分に勇気さえあれば、声をかけて一緒にトレーニングすることができたのではないかと思います。言い訳を並べたところで結局は自分の勇気不足。とても後悔が残ります。

来週の水曜日、また同時刻に私のプログラム時間がやってきます。来週こそは勇気を持って、お客様に声をかけられるよう、気持ちを強く持とうと思います!

長々となりましたが、読んでくださりありがとうございます。もし、応援してくださる方がいましたら、『スキ』を下さると支えになります。よろしくお願いします(*´∀`)


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