見出し画像

ヘイブンのサイトを3つにする試み

概要

ここ一年くらい、大会を見ていてヘイブンで感じていたことがあるので書く。

結論

Bサイトを頑張って攻めることのできるサイトとして機能させることで、防衛側に対して選択肢を出す。

前提

ヘイブンのBサイト攻めは基本的に弱いものだった。

よくある構成を以下に示す。

ヘイブンの強かった構成

この構成はブリーチのスタン、オーメンのパラノイア、ジェットのエントリー、ソーヴァのリコン、キルジョイのナノスワームがある。そのためそれを生かしたA、Cサイトのセットが強いのでよく採用されていた。

この構成でよくあるB攻めを以下に示す。

よくあるB攻め

Bサイトにとりあえず設置して引き、解除阻止をするのが定番。
キルジョイのナノスワーム、ソーヴァのショックボルトブリーチのアフターショックなどのダメージスキルとモク抜きで対応するのが定番。

理由としてはBサイト中でリテイクに対して耐えきれないからだと思われる。

設置後の図を以下に示す。

設置後の状態

Bサイト中で耐えられる場所がBバックと設置位置くらいしかない。そのため、人数をかけないとA、Cリンクから簡単にスキルを使いながら挟まれてサイトを取り返される。

そのため、ミッドから解除阻止を行うことになりがちだが、ミッドについてみてみる。するとA側、C側、ガレージからの詰めがあり、サイトまで取られると四方向から敵が来る可能性がある。キルジョイだけでは全部の経路をケアしきることは難しい。

結果として

  • 防衛側の詰めに対しての対応に人数が欲しい

  • Bサイト中で時間を稼ぐために撃ち合える人数が欲しい

という状態になり、5v5では人数が足りなくなることが多かった。
結果、防衛の解除を許してしまう状態になることが多かったように見受けられる。

そこで様々な工夫が発生したように感じた。

Masters1の時に見られた解決

頑張ってAリンクまで取ってサイトで耐える。

見てて覚えてるものを以下に示す。

OpTicがやってたやつ

Aリンクを途中まで取ることでAリンクとCリンクから挟みづらくさせる。
ポジションが増えてサイトで耐えやすくなったように見受けられる。AリンクはKAY/Oのフラグメントやネオンのリレーボルトで相手のリテイクタイミングを潰すこともできる。

しかし、攻めの途中で人数のトレードが発生すると、ミッドを取り返しに来ることとCリンクからの侵入、Aリンクからの侵入のすべてをケアできない。そのためCリンクからの侵入をケアしきれず事故が発生することも起こっていた。

エリアを広く取れて、削り合い、時間稼ぎはできる。しかし人数不足からくる抜けに対処しづらい。

Masters2での解決

頑張ってAリンクまで取る+Cリンク側をセージで対応する。

FPXとかPRXがやってたやつ

Cリンク側からの侵入に対してセージを入れてケアをする。セージの壁が壊れるまでAリンク側にリソースを使える。その壊れるまでの時間でAリンクで削り合って、リテイクのパワーを落とさせる。

サイトに人数をかけなくてもサイトで戦いやすいような工夫。

Championsでの解決

2センチネルにする。

OpTicのやつ

キルジョイとチェンバーを採用することで防衛の詰めを警戒する人間を減らし、Bサイトで戦う人間を増やす。そうすることでサイトで十分に削り合うことができる。

防衛側の裏取りへの警戒をする人数を少なくする工夫。

総括

ヘイブンのサイトは3つあるからB攻めが実用化すれば選択肢が増える。

基本的にBサイトはリテイクしやすいという前提でA、Cと比べるとアラームボットなどで安く守っていることが多い。そのためそうさせないために一回でも通すとA、C攻めが楽になる。Aリンクで十分にキルが発生したならBサイト→Aリンク→Aサイトの動きもできるので強い。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?