大きく伸ばした根が大きな花を咲かせる

大怪我と言っていいほどの怪我。
現在もバッティングは出来れども投げるのはまだまだ。

楽しみにしていた大会とは言え、帰るにもそう遠くないけれど、大会中は参加したいとベンチから仲間を鼓舞した。
その悔しい気持ちを逆に好転させるべくすぐに反映させたのはそのチームだった。
ヒットを打った選手が塁上での楽しそうにするポーズを見てベンチにいるメンバーに試合中なのに思わずその理由を聞くべく話しかけてしまった。
ポーズの理由はすぐに分かったし、なんでそのポーズをみんながするのかということも、自分の感じている範疇の当然でもあった。

中学生の代表戦はどうしてもチームとしての練習する時間など多くは取れない。
しかし、この大きな取り組みに昨年から参加している選手たちはこの大会をとても意味深く噛み締め楽しんでいたはず。

ヒットを打ってのパフォーマンス、ポーズの理由となった選手はそれだけの存在感がチームの中にあって確立していた。
代表チームの結果には彼女の存在もあったことは間違いない。

これまで試合を観る機会が多くは無いけれど、数少ない試合での活躍には魅了されたと言われても過言ではない。

ここ最近、連続して所属するチームの試合を撮らせてもらう機会があり、代打での登場を心待ちにしていた。
しかし結果は誰の目にももどかしいもの。
本人も当然不満のはず。

これまで活躍する姿を目にしてきたけど、撮る機会が多ければそれだけ様々な場面を観るはず。
だからここ最近の試合での不満な部分はこれまでのプラスの場面からのマイナス。しかし、代打での凡打で削がれる程度の能力でないことは知っているつもり。これまでの活躍は打ち消されることのない本当の力。

まだ身体も本調子ではない中で悔しい結果も苦しい気持ちもあるかも知れない。
こんな時だからこそ、今は耐える時と我慢し、根をどんどん張らせていくしかない。

いつか自分の手で咲かせる大輪の花はこれまでよりも綺麗に輝くはず。

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