なおやん社長の人生~起業編 ④3期目 好転 前編(新たな経験)~
3期目が始まり、大きな変化はないなかでそれなりに充実した日々を送っていました。
そんな中、パートナー先の高橋社長(仮名)から突然このようなお話を頂きました。
「営業代行で家売らへん?」
…家?不動産ってこと?
家なんか売ったこともない僕は、
「そんな知識もないのに簡単に売れませんよ。」って返答したのを覚えています。
そう、世間一般的に人生で一番高額な買い物と言われる家を売る自信が僕にはなかったんです。
とは言うものの、どこか興味があった僕は高橋さんが既に始めているモデルハウスに連れて行ってもらい、家の中を案内してもらいました。
新築戸建ての中を見ることがなかった僕はどこかワクワクし、何より高橋さんと一緒に仕事ができる時間が新鮮で楽しいイメージしかありませんでした。
そして…
すぐに「やります!」と回答しました。
知識も経験もない僕でしたが、高橋さんとなら何とかなるかとまたまた見切り発車で不動産販売をスタートしたのです。
僕の仕事は、モデルハウスを見に来られたお客様に営業を行い、申込から引渡しまでの窓口担当。
契約等は宅建士の代表が対応する、そんな内容です。
そして、初めての出勤日に1組のご家族が来場。
そんな毎日来ないと言われてたので、いきなり来られたことにドキドキしっぱなしでした。
そして、高橋さんと一緒に内覧をしながら知識のない僕が行ったのは、
とにかく全力の笑顔で対応!
また、「最近担当になりました」と正直に伝えていました。
そしてそして、お子さんを全力で子守!
(奥さんがしっかり家を見てもらえるように)
また、聞かれたことはとにかく笑顔で「確認します!」
一緒に資料を見ながら、
「これはホーローパネルと言って鉄をベースにガラスを焼き付けたもので…マグネットが付けれて汚れも拭き取りやすいタカラスタンダードさんのパネルを備え付けています!」
「凄い良いものが付いてますね!」
本当にこんな感じです。(笑)
結果…
その日に申込み!!
僕はびっくりした記憶しかありませんでした。
勿論、高橋さんの影響が多分にあって、その後にローン審査も行うのですが、高額な買い物を1日で決めるなんてと思ったんです…
これにはしっかりと理由がありました。
そう、
これが有形サービス!
今まで法人向けの無形サービスしか経験のない僕は、常に自分がきっかけでサービスを利用頂ける営業スタイルを意識していましたが、一般顧客に目で見える物を売る有形サービスの経験は初めてだったんです。
お客様は買うことを前提に、他の新築戸建てを事前に見比べ、立地を考慮されながら来場頂いていました。
実際に、モデルハウスの中を見て確認を行うかのように質問し、実際に自分たちが住むイメージを膨らませているように感じたのが印象的だったこともこれに繋がりました。
洋服を買いに行く際に、担当された人の為に購入しないのと同じです。
今の流行りだとか、着てるモデルが誰だとか、期間限定品とか、今だけお買い得とか、こういうシチュエーション、セットで着るとか、顧客にイメージを膨らませていくことが有形サービスの大事な営業スキルなんです。
そこからは自分ではなく、主役はお客様!
モデルハウスを見にこられ、モデルハウスに興味を持ち、如何に自分が住みたいと感じるイメージをしてもらえるかを徹底しました。
そして、これが有形サービスにおいて一番重要な事だと気づき、今後の財産になる体験ができたことに感謝してます。
結果、4ヶ月で6軒のお申込みを頂き、引渡し後営業代行は終了しました。
高橋さんと過ごした期間は本当に楽しくてかけがえのない時間で仕事をしていた感覚がないくらい。
今回の経験をさせて頂けたことに、心から感謝してます。
そして、3期目の後編で更なる好転が…
また明日更新します!
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