出版完了!! までの裏話
昨日(2023年9月9日)、平岡直家(直家GO)の新刊が出版されました!!
多数のご購入をいただき、
現在、『1位マスメディア (Kindleストア)』と表示されております。
ご購入くださった皆様、KindleUnlimitedでお読みくださった皆様、心から感謝申し上げます。ありがとうございます!
ちなみに、KindleUnlimitedでお読みくださった方の中に、時々、
「私、無料で読んじゃったんですけど…」とおっしゃる方がいますが、
Amazonランキングのカウントにしっかり入っており、
直家GOとしても和多志としても感謝しかありません。
さて、「本を出版する」と言えば、とても大がかりな感覚を持たれるかもしれませんが、実際のところは、黙々と事務作業をするようなことが延々と続きます。
以下は直家GOが書籍を出版する時の通常の手順です。
動画や音声の文字起こし(話し言葉を文字起こしすると、文法がメチャクチャになっている)
1の「てにをは」や句読点を修正する
文章として成り立っているかを確認し、必要に応じて修正する
3の手順で、発話の意図と文意が違っている可能性があるので、直家さんに確認してもらう
4で修正した個所の「てにをは」や句読点を修正し、文章として成り立っているかを確認・修正しする。
段落分けをする
前書きとあとがきを書く
前書きとあとがきの「てにをは」と句読点の確認・修正および段落分け
8の作業により、文章の意図が変わっていないかを直家さんに確認してもらう。
著者紹介などの出版に必要な部分の追加
表紙の作成
アップロード&出版
動画は既にできているものとして、書くとこんな感じです。
上記の手順の内、4,7,9、11が直家さんのお仕事です。
それ以外は和多志が担当しています。
このうち、もっとも大変なのは4の作業です。
というのは、直家さんは通常、一日の中で睡眠を2回に分けてとります。
夜の放送の後と、昼の放送後です。
ところが、出版作業を行う時、特に4の作業が入る時は、
直家さんのお昼寝時間が極端に短くなるか、全く無くなるかのどちらかです。
また4の作業はとても神経を使うものなので、
2時間もやれば頭が飽和状態になって、
勝手に睡魔がやってくるようです。
効率が悪い状態で作業は全く進みませんから、
直家さんは眠くなったらすぐに睡眠をとります。
起きると夜の放送準備があるので、
そうなったら、その日は4の作業はもうできません。
ということで、今回、この作業に要した日数は3日間でした。
しかも今回は、4の作業が終わった後で、
「もっと参考になる箇所を多くしたい」との思いから、
直家さんが必要に応じて追記を行いました。
そのため、さらに1日多く必要としました。
そして、諸々の作業を進め、9月9日の昼頃、kindleで「販売開始」となりました。
しかし、ほっとしたのもつかの間。
『直家さんが「自動読み上げ」でいいから、自分の本を聞いてみたい』
と言いました。
和多志たちは用事で外出していましたので、移動中の車の中で、
自動読み上げで自分たちの本を聞いていました。
すると、数か所の誤字脱字が見つかったのです。
「うわ~!!」
思わず絶叫したのは言うまでもありません。
そこで、すぐに原稿を修正して、再度アップロードしました。
それにしても、直家さんは滅多に「自分の本を聞きたい」などとは言わないのに、急にそんなことを言ったのにも驚きですが、それによってしっかり誤字脱字が発見・修正されたのは、潜在意識のなせる技なのでしょうか。
そうして、2023年9月9日の19時ごろに、きちんと訂正した原稿で出版できました。
今回、出版後の誤字脱字にヒヤリとした他に、
もう1点、私たちが勝手にヒヤリとしたことがあります。
実は、今回の出版は約1年ぶりでした。
以前は「出版する」というボタンを押すと、約3時間で「販売開始」となっていたのですが、今回は「販売開始」となるまで約14時間ほど時間がかかりました。
これまでYouTubeのアルゴリズムから、いろいろな規制というか嫌がらせ的なことをされていましたので、今回の14時間がとても長く感じました。
最初は直家さんは「意図的にこの出版を遅らそうとしているのではないか」と言っていました。過去にそういう事を経験しているので、そう思うのは当然です。(YouTube「直家GO」チャンネルに証拠動画あり)
しかしkindleから「審査に最大72時間かかる」という内容が公表されていますから、Amazonが悪いとは言い切れません。
そこで、電子出版を手掛ける知人に声をかけてみました。
「最近の傾向として、出版までにかかる時間はどのぐらいですか?」と。
すると他の方も、半日ほどかかるのが通常、ということでした。
直家さんも和多志も首をひねりました。というのは、Amazonで出版を管理している部署が、人力で出版原稿を確認しているわけはありません。世界中で膨大に発表される出版原稿を審査しているのはAIに決まっています。またITやAIは日進月歩の中、これまでよりも出版のための審査に時間がかかることの理由が、どうしてもわからなかったのです。
これは推測するしかないことで、実際のところは、「魔法使い」にでも聞かないとわからないことでしょう。
※「魔法使い」とは、IT業界において、本来は「部署」や「チーム」を組んで対処するような内容を、たった一人でサクサク解決してしまうエンジニアのことを言います。例を出すと、金子勇氏やエドワード・スノーデン氏、イーロン・マスク氏ですね。
この「販売開始を待つ時間」に関して、和多志が感じたことは、
これだけIT業界がブラックボックス化している中で、
何が行われているのかが目に見えなくなってきている、ということです。
理解しようとしても理解できない領域になっていることが多くあります。
ましてや「相手の顔が見える」ような、相互の信頼を常に体感し合っている状況とも程遠くなっています。
そういう時、やっぱり「人間」が恋しくなるのですね。
和多志も他の人の体験を聞きました。
そして、安心しました。
個人単位で出版できる、という画期的なサービスをしてくれているAmazon。
それと同時に、ほとんどブラックボックスで何が行われているかが分からないのも事実です。
世界の政治や状況に「不信感」を感じている昨今、
その「不信感」を元に、いろいろなものを見てしまっています。
もちろんこれは「リスク管理」という意味で必要なことですが、
もう少し、人と人とが信頼を感じあえる世の中が良いな、なんて思ったりもしました。
そういう時に、お隣さんが自家栽培のなすとピーマンを届けてくださいました。「食べきれないから、ちょっと手伝って~」と。
その言い方はちょっとした方便で、和多志たちに気を遣わせないように言ってくれたのでしょう。
実は、いただくなすやピーマンは絶品なのです。
お互いに顔が見えるし、町内会でお世話になるので、
お互いに変なことはできな関係なのです。
当然、信頼関係はどんどん構築されていきます。
いただくお野菜も無農薬か、農薬を使っていても最小限に抑えてあります。
農家出身の嫁は、味ですぐにその辺が分かります。
「食」においては、『「便利」の代償として「安全」を手放した』というのはよく言われますが、もしかしたらITの世界でも同じかもしれません。
誰かのチャンスと参考になるかもと思い、初めて電子出版の手順を公開しました。
お読みいただき、ありがとうございます。
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