少し遅めのJCL 広島レポート

Photo: @yoshig_06 



4月からの練習自体はかなり良い感触を得てきており、そこそこ怪我前の感覚に戻ってきているのは感じてはいたが、全くと言っていい程なにも残せなかった前レースのTOJ。

本当にこのまま選手として走れるのか？
プロとして走る意味があるのか？
復帰できたは良いものの、自問自答しながらの苦しい時間が過ぎていきました。
しかし今回の広島は、暗いトンネルから少し光が見えたと感じた2日間でした。

1日目、ロードレース

そもそも全日本が同じコースで行われると言う事もあり、TOJ前から広島対策の練習をしてきた。
全日本延期の報を受け、一瞬力が抜けたが、しかしそのまま次のレースは広島JCLと同じコースの為、そこに向け仕上げていこうとそのまま同じ方向でトレーニングを継続した。

この時期の広島のレースは序盤にできた逃げがそのまま行くと言う展開が印象的に残っていた。
先週に行われていたJBCFの広島もそのような展開となっていただけに、序盤の逃げを特に警戒しながらレーススタート。
集団の動きがいつもより見れている感覚。
久々に調子良いのではないかな？？
とスタートしてすぐ感じた。

2周目にはほぼ全てのチームが入った逃げが決まり、そこにチームからは自分、宇賀、石原と入る事ができた。
これが勝ち逃げとなった。

明らかにヤバそうなのは4人入ったキナン、TOJの調子を保っていたらブラーゼン谷選手あたりも危険かなと思っていた。
キナンは特に4人全員ヤバいメンバーなのでどう攻撃してくるか。。。

集団は恐らく逃げに入っていない2チームが引く事になるだろうけど、仮に6人全員引いたとしても12人、ビクトワールも引いたとしても数もメンバーも逃げメンバーの方が各チームの強力なメンバーが揃っている為、集団コントロールで追いついてくる事はまず無いであろうと思われる状況。
あとはブリッジかける選手がでてくるかな？

集団とのタイム差は開き、淡々と距離を消化した。
7周目三段坂でキナン山本選手弟がペースをあげ、そこで6人に絞られる。
絞られたメンバーを確認するとキナン4人全員おり、あとは自分と谷選手だけに。。。
まじか。😅
何度勝ってる所を見たかわからない広島マイスター畑中選手がいるのが自分の中ではかなり厄介に感じた。。
今から何が起こるかを悟りながらもラスト2周目にはいる。

こうなると脚を使い切るという行為が1番怖かったので出来るだけ脚を貯めることを考えて走った。
3段坂に入るとやはり厳しい展開が。
自分は対応できず、ちぎれてしまった。
谷選手はキナンを引きちぎろうと前でカウンターしている。。。

まじかよ。神と神との戦いに見えるわ
とかどうとか
思いながら、
いや、ここで千切れて置いてかれたら全てここまでやってきた事、無になってしまうやん。
と、なんとか気合いで三段坂頂上で5人に追いつく。


少しして山本選手兄アタック。
谷選手と協力しながら行くべきだが自分はかなりきつい状態。
ホームストレートを越えて下り区間に入りなんとか身体を回復させる。
下り、後ろをチラッと見ると畑中選手と新城選手が車間開けてるのが見える。
何かするのか？ただ離れてるだけ？
と思ったのも束の間、畑中選手が新城選手引き連れアタック。新城選手発射。
流石にここは行かなければと、さらに、発射に力を使った畑中選手を千切るチャンスでもある為登りに入った所で踏んで追走。
しかし、新城選手には追いつかず、そして畑中選手も振り切る事できず、山本選手兄→新城選手→自分、畑中選手、山本選手弟の構図になる。
谷選手は千切れてしまった為、完全に4対1になってしまい状況が悪化してしまった。。。

三段坂でも優柔不断な中途半端な動きをしてしまいそのまま2人に引き離され何もできずそのまま5位でゴール。

完敗とはこの事だなと思えたレースでした。
しかし、レース後は悔しくも、やっと手応えを感じたとも思えました。
恥ずかしながら復帰してはじめてレース後笑顔になる事ができました。
楽しかったんです。
しかし、なんと言ってもやはりフルボッコになってしまったのはめちゃくちゃ悔しいです。

2日目、クリテリウム

朝起きると、前日の疲れが思っていたより無いように感じた。
前回の真岡はロードのみだったが、翌日は尋常では無いような身体の倦怠感に襲われていた。
成長を感じ取れた事が嬉しかった。

クリテリウムは自分は序盤から逃げを作れるように動いていく。
数周走った所で10人ほどで少し抜け出したが、捕まりその後は小石が逃げに入り、それが終盤まで。
スプリントを託された小山はしっかりと休んで足も貯められていたが、ゴール前トラブルでスプリントできず。

クリテリウムは難しいですね。
自分は脚質的なものもありますが、、、

やっと自信を少しとりもどせました。
一過性のものでないように祈りつつ、しっかり次戦に向けてトレーニングしていきます👍

Photo: @yoshig_06