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復帰戦。

おんたけヒルクライムぶりのレースとなった広島遠征。
ロードレースは4月の群馬ぶりなので3ヶ月ぶりのロードレースであった。

おんたけヒルクライムの2日後に体調を崩して救急車で運ばれ、2週間ほど自転車に乗れない日々を過ごしていた。おんたけヒルクライムの日も調子は悪く、今思えば前兆はあって、おんたけヒルクライムはなんとしても表彰台には立ちたかったので更に無理してしまったんだと思う。

日常生活するだけで苦しいくらいに体調は一時悪く、しかし精密検査では大きな異常は無く、疲労や精神的なものからくるところが原因としては大きい不調で、苦しい日が続いた(現在進行形ではあるが、、、)が、オフシーズンに入った気持ちでいようと考えリラックスするようにした。

練習強度も練習時間も過去イチな2024年シーズンであったと思う。
しかし年齢を重ねるごとに体は老化しており、強度に体が耐えきれなかったようであった。

2週間休んでから乗りはじめは、今まで回復日に軽く乗るような強度ですら心拍が一時的に170まで上がってしまうような体の状態になってしまい、選手としてコレは本当に戻れるのか?という不安もありながら6月は過ごしてきた。
2019年に怪我した時も選手としては辛い日が続いたが、今回も期間こそ短いが同様であった。

症状も少し落ち着いてきて練習もまともにできるようになってきたのが7月にはいる頃で、広島は何としても復帰戦として出場したかった。
選手としてレースをはしりたかった。

練習がまともにできるようになったといえど、春先のような調子の良さは感じる事はなく、正直レースでどこまでやれるかはわからなかった。
1周でレースを終えてしまう事すら頭をよぎっていた。

広島はレース前日移動。
お昼に広島に到着し、自転車を組み回復走へ。
少し強度をあげて踏むためにストラバで登りを探してそこへむかった。
レース前に行うメニューで踏んでみると‥
あれ?調子が良いぞ。
メニュー終わってみると10分のシーズンベストがでていた。
いや、なんでやねん笑

全然今まで踏めていなかったのにいきなり踏めておかしいぞと思いながらも少し自信を取り戻す事ができた。
体がレースモードに入ったような感覚であった。

土曜日ロードレース。
レースでの体の状態がまだわからないので序盤は積極的には行かずレースの雰囲気になれるとこからと最後尾からスタート。

スタートしアタックはじまる。
うしろでレースを見ながら体の状態を探る。
少しして登りで自分で動いてみる。
思いのほか動ける事が確認できた。

前が少し先行して逃げが決まりそうなタイミングで後ろからジョイン。
ジョインする時、自費購入した深部体温計4万を落とす。
なにかを失う音がしたが涙を我慢しながら踏み続けてジョイン成功。泣

思った通り決まってくれ、最終便で宇賀も来てくれミーティングで話していた作戦通りの状態に持っていく事ができた。
シマノ中井弟、石原選手、オノデライダーは逃げの中でスプリントでは勝つの厳しいメンバーであった。
特に中井弟は比較的楽そうで逃げの中では1番注意していた。

今大会はスポンサーの方が応援に来てくださっていた事もあり、絶対に表彰台には登りたかった。宇賀が周回賞取るべく2人で1回目の周回賞をとりに。
暑い中の3時間のロードレースの逃げができた状態の序盤の逃げからのアタックは流石に誰も動きたがらないはずだったので比較的楽に少し先行し、1人他チームの選手ついてきたがこちら2人なので万全の体制で宇賀が周回賞獲得。

その後は淡々と足を使いすぎないように走る‥
が、トラブル発生。

右ブラケットが段差で動き出す。

すぐに代車をと思ったが、今回は代車を用意する事ができなかった為、交換できず。(あえて言っておくと、持って来れなかったのはチームのせいではない。)
マビックカーには自分の使用しているペダルに合うペダルのついた自転車ない為交換できず。

段差でブラケット動きながらもごまかしながら走る。
それでもアタックもしたりした。


後から思えばもっと頭をフル回転させて色々考えるべきであった。レンチを貰うなり、後ろの集団の道也の自転車を借りるなり、、、
焦りもあり我慢するしか策が思いつかなかった。
今後の参考にはしようと思う。
が、代車があれば良い話ではあるが。。。

代車が無い時にこそいつもトラブルが起こっている気がする。

荒れてる路面で緩んだネジが更に緩んでいき、ラスト1周入る手前、ブラケットがはずれてしまう。
コーナーで外れ、落車寸前だったがなんとか回避。しかも、昨年落車したコーナーだったので尚更焦った。

ブレーキも変速もまともにできなくなったので、どうする事もできずそのままDNF

ブラケット外れる直前、アベタカさんの逃げを宇賀がシマノ石原選手と追走。
僕の為のアシストの動きをしてくれていたのに無駄にしてしまい本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになった。

結果は惨敗で、かなり悔しく不甲斐なく、久々に色々な感情が湧き上がったレースであった。

しかしながら、1周でリタイアするかも‥とか考えていた心配は吹き飛んだ。
またレースできてよかった。

宇賀ともミーティングの作戦通りの動きができたのも良かった。

書いてたらちょっと長くなってきたのでクリテリウムレポートは次の投稿に。↓

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