サウンディング調査!公民連携の街づくりを推進するには
みなさんこんにちは、さいとう尚哉です!今日は「公民連携の秘訣?民間企業を意見を尊重する行政」というテーマについて議論したいとおもいます。
民間企業の資金やノウハウを活用して飛鳥山公園がリニューアルされることについて、先日記事を書きしました。
こちらの記事にあるとおり、飛鳥山公園のリニューアルプランにはあまり期待していません…。もちろん素敵なレストランが新設されたりトイレの設備が綺麗になるのはひとつの進歩かもしれません。一方、北区を象徴する観光資産として飛鳥山公園をPRしていきたいというには、リニューアルプランがあまりにも限定的と言わざるをえません。飛鳥山公園が飛躍するチャンスが、こうして妥協案に終着していくところが残念でなりません…。
記事では「民間企業が投資しやすい環境整備をするのが行政の仕事ではないでしょうか?」と書きました。行政が環境整備しなければ、激しい競争にさらされている民間企業は利益を獲得できないことがままあります。利益を獲得できない事業に投資する民間企業はなく、そのためにも行政による環境整備は公民連携の最重要事項のひとつなのです。
環境整備のために行政と民間企業が意見交換をすることをサウンディング調査と言います。北九州市のウェブサイトに掲載されていた定義がわかりやすので御参照ください。
サウンディング調査の結果、民間企業からは「飛鳥山公園がポテンシャルがある」ということになり、これが飛鳥山公園のリニューアルにつながります。そうした意味では、サウンディング調査には価値がありましたが、実は民間企業からは多種多様な要望をいただいていることが委員会の議事録からわかります。
そのひとつが駐車場や駐輪場の整備です。サウンディング調査により、駐車場や駐輪場の整備することで、飛鳥山公園への訪問者数を増やしてほしいというリクエストがあることがわかりました。一方、北区は駐車場や駐輪場を整備することはしないと回答しています。
背景には多種多様な事情があるものと拝察しています。しかし、一般論としてサウンディング調査における民間事業者のリクエストは事業参画するために必要不可欠なものであり、行政は真摯に対応することが必要となります。民間企業の意思を尊重する、それが公民連携によるまちづくりを推進する原動力となります。
尚、サウンディング調査の手法については国土交通省の資料がわかりやすので是非御覧ください。
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