【電子版】 富貴のこころ −みんなで元気に蘇る思想−
みなさん、こんにちは!
日頃より、私たちのお届けするコンテンツをお愉しみいただき、本当にありがとうございます。
いよいよ本日、【電子版】富貴のこころ −みんなで元気に蘇る思想− を発売しました!
目次
今回の電子版の目次をご紹介します。
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購入方法について
今回の電子版は、別サイトでの販売となります。
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購入特典について
ご購入くださったみなさんには、2つの特典をご用意しております。
(1)購入者限定 著者メッセージ動画
(2)購入者限定 コミュニティ@Discord
詳細は、ご購入いただいた電子版冊子に掲載しております。
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著者からのメッセージ(一部公開)
今回の電子版発行にあたり、藤原直哉の書き下ろしメッセージです。
このたびは、有志のみなさんの大変なご尽力で『富貴のこころ−みんなで元気に蘇る思想』が再出版されましたことに深く感謝申し上げます。この本は先代の三五館より出版された本で、当時の社長からぜひ日本の未来について書いてほしいと頼まれて書いた本です。ちなみに富貴とは、一般にはおカネを持っていて、かつ地位や身分が高いことを言います。ところがこの本が出版された1997年ごろの日本は、それまで富貴を誇っていた多くの人たちが平成のバブル崩壊で非常な苦しみを受け、その財力、権力、そして権威が目に見えて失墜していった時代でした。そうなるとこれからの日本は今までの常識に基づいた富貴というものは達成できないし、権威も堕ちて、ありがたいという思いも多くの人が持たなくなり始めて いる、当時はそんな時代でした。しかし、世界の文明の歴史をたどってみれば、人々が富や尊さで権勢を誇り、それを人々が追い求める時代ばかりではありません。戦争、経済破綻、 価値観の変化でそれまでの財産、権力、権威が崩壊することは珍しくありません。その結果、混沌の時代を経て、人々は再び新たな富や貴さを手に入れて新しい時代を創っていく、それが普遍的な社会循環のように世の中は動いています。ということは、平成のバブル崩壊でそれまでの富や貴さが音を立てて失われていく、ではその次の新たな時代の富とか貴さとはどういうものなのだろうか、この本が書かれた時代はまさにそのことが漠然と問われていたときでした。ですからこの本のタイトルは、その新しい時代の富貴をまず心のなかでみつけよう、新しい富貴をみんなで目指してみんなで元気に蘇ろう、という想いでつけられたものです。結果的にそうした発想と行動で平成のバブル崩壊がもたらす混沌を最小限に抑え、 多くの人々を新しい時代の安定、新しい富貴にいざなっていこうという想いが、この本には込められていたのです。
果たして、この本が出版されてからあっという間に25年が過ぎました。本のなかでは日本 の歴史は開国と鎖国の繰り返しだということを指摘していますが、まさにこの25年を経ていまの日本は、自分たちの足元を見直して、鎖国とまではいきませんが、まず国内の復興を第一に考えて、それから海外との関係を構築し直していこうという時代に移行しています。そして同じような発想と行動はいまや全世界を覆い、本が出版された当時世界を覆っていたグローバル社会の構築という言葉は、いまや時代遅れと腐敗の象徴のように使われ、どの国も 改めて自分たちの国、地域、そして民族の起源を振り返ってまず自分たち自身を復興させよ うとしています。この25年間に時代はまちがいなくグローバリゼーションの熱狂のピークを通過したのです。
またこの本では社会のデジタル化について書いています。首から下げたカード、「ザ・カー ド」を使って人々が生活するようになる、まさにそれは今の我々にとってあまりにも当たり前の光景になりました。社会のデジタル化は賛否両論の声を巻き起こしながら進み続けており、確かに便利ではあるけれど不気味で危険だという二律背反の現実のなかに人々は生きています。いまの我々なら、答えはデジタルとアナログの上手な統合や融合にあるとあっさり最後の結論を言うことができますが、当時はやっとインターネットや電子メールが普通の人に使われ始めた時代であり、ブロックチェーンも存在しませんでした。世の中はすべてアナログのシステムで動いており、これがデジタル化したらどうなるのか、それはほとんどSF小説の世界のようなものでした。しかしそれから25年、時代はこの本に書いたことをあっという間に追い越し、第3世代のインターネットとも言われるブロックチェーンが新しい通貨や新しいデジタル金融資産を生んで日々人々がそれを利用しており、ツイッターやグーグルといった新興企業が世界の人々の仕事と生活を支配しているという状況です。そしてその結果として、いままさにデジタルの光と陰があらゆるところで明確な形をあらわし始め、人々は今度こそ本当にデジタルとアナログの融合を真剣に模索していくことになります。この25年間に、われわれはデジタル・ビックバンを通り抜けたのです。
つづく
みなさんにとって、ご縁ある一冊となりますように。
ご購入はこちらからお願いいたします。
最後に。
今回の電子版発行にあたり、企画段階からご協力くださったまささん、発行を愉しみに応援してくださったみなさん、関係者のみなさん、本当にありがとうございました。
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