#23 藤原直哉と昭和天皇実録を読む|昭和20年8月16日〜21日
藤原直哉
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※試聴版。オリジナル版(21:34)は購入後に視聴可能。
ポツダム宣言受諾により、事実上の無条件降伏、大東亜戦争終結、戦後の混乱期、新しい日本の構築に向けて、怒涛の勢いによって人が入れ替わり、時局が動いていく昭和20年8月後半です。
*一人ではなかなか読み進めることが難しい『昭和天皇実録』、藤原直哉の解説を聴きながら、だんだんと理解が深まってまいります!
実際に真ん中で何が起きていたのか、昭和天皇実録巻34昭和20年(下)について、下記のキーワードと合わせて、藤原直哉が細部まで丁寧に読み解き、歴史観も含めて音声解説(21:34 mp3版|ダウンロード可)いたします。
当時何が起こり、今の私たちに、そして未来へと結びついてくるのか、歴史の力、時間の重力がどのように働き、世の中がどのように動いているのか、一緒に学びましょう!
<昭和20年8月16日|木曜日>
・ポツダム宣言受諾の聖旨伝達のため
・鳩彦王を支那派遣軍へ
・恒德王を関東軍へ
・春仁王を南方軍へ
・三方はいずれも翌日に出発
・鳩彦王は南京において
・恒德王は新京奉天京城において
・春仁王はサイゴン昭南において
・関係部隊の指揮官に聖旨を伝達
・参謀総長梅津美治郎
・即時戦闘行動の停止につき上奏
・軍令部総長豊田副武
・大海令の発出につき上奏
・自衛のためを除く戦闘行動を即時停止すべき旨の大陸命
・指揮下海陸全部隊の自衛のためを除く戦闘行動の即時停止
・内大臣木戸幸一
・稔彦王
・組閣を命じられる
・帝国憲法を遵奉
・詔書により軍を統制
・秩序を維持すべき
・崇仁親王
・官幣大社朝鮮神宮
・戦争終熄に伴う不祥事態の発生回避のための緊急措置
・御神霊昇神の儀を執行
・御神実及び御神宝の御太刀銘正恒一振を宮内省に返納
<昭和20年8月17日|金曜日>
・海軍大臣米内光政
・陸軍大臣代理の侍従武官長蓮沼蕃
・陸海軍人に対する勅語
・閣僚名簿の捧呈
・親任式
・陸軍大将稔彦王
・内閣総理大臣兼陸軍大臣
・正三位勲一等重光葵外務大臣兼大東亜大臣
・公爵近衛文麿国務大臣
・従三位緒方竹虎国務大臣兼情報局総裁内閣書記官長兼任
・来る20日より軽井沢へ行啓につき御暇乞のため御参殿の皇太后
・御昼餐を御会食
・南東方面艦隊司令長官
・南西方面艦隊司令長官
・海軍総司令長官
・指揮下の海陸軍全部隊の戦闘行為を一切停止すべき旨の大海令
<昭和20年8月18日|土曜日>
・参謀総長梅津美治郎
・大東亜戦争における武力行使終止に関する命令
・陸軍部隊の復員要領制定につき上奏
・各軍司令官
・小笠原兵団長及び参謀総長に与えた作戦任務を解き
・一切の武力行使を停止すべきこと
・詔書渙発以後敵軍の勢力下に入りし帝国陸軍軍人軍属を俘虜と認めない旨の大陸命
・米国政府
・8月14日付の帝国政府の米英ソ支四国政府宛通告を以て
・ポツダム宣言及び11日付の四国回答の完全な受諾を認め
・一昨日16日午後スイス国政府を通じて帝国政府に対し
・停戦実施に関して日本側において執るべき措置を指示
・日本軍軍事行動ノ速急ナル停止ヲ指令
・聯合国最高司令官二右停戦実施ノ日時ヲ通報スルコト
・日本軍隊及司令官ノ配置二関スル情報ヲ有シ
・聯合国最高司令官ノ指示スル打合ヲ為スヘキ充分ノ権限ヲ与へラレタル使者複数ヲ直二聯合国最高司令官ノ許二派遣スルコト
・ダグラスマッカーサー元帥カ聯合国最高司令官二任命
・同元帥ハ正式降伏ノ時場所及其他詳細事項二関シ日本政府二通報スヘシ
・在マニラ聯合国最高司令官ダグラスマッカーサー
・天皇日本政府大本営
・日本軍による戦闘の即時停止
・降伏条件遂行の要求を受領するための日本側代表者のマニラへの派遣
・内閣総理大臣稔彦王
・人事につき内奏
・前田多門文部大臣
・陸軍中将河辺虎四郎
・降伏条項実施に関する要求受理のため
・在マニラ聯合国最高司令官の下に派遣する全権委員
・河辺に対する御委任状御下付の件を御裁可御署名
・外務省調査局長岡崎勝男
・陸軍少将天野正一
・海軍少将横山一郎
・羽田飛行場木更津飛行場
・伊江島において米軍機に乗り換え
・内大臣木戸幸一
<昭和20年8月19日|日曜日>
・午後2時よりの閣議
・国民生活の明朗化のため
・灯火管制の即時中止
・娯楽機関の速やかな復興
・信書検閲等の即時停止
・御沙汰の趣旨は閣議決定となり
・翌20日正午を以て警戒準備管制解除
・宮内大臣石渡荘太郎
・警視総監の人事につき言上
・軍令部総長豊田副武
・艦隊飛行機による伝単撒布につき御叱責の御言葉あり
・参謀総長梅津美治郎
・大東亜戦争における武力行使終止時機に関する命令につき上奏
・第一総軍司令官第二総軍司令官航空総軍司令官
・一切の戦闘行為の停止時機
・8月22日午前零時とする旨の大陸命の伝宣あり
・支那方面艦隊を除く海軍総司令長官指揮下部隊
・一切の戦闘行為停止時機を同じく8月22日午前零時とする旨が命じられる
・内閣総理大臣稔彦王
<昭和20年8月20日|月曜日>
・今般帰還の艦隊鎮守府警備府の各司令長官13名
・侍従武官吉橋戒三
・御差遣につき復命を受けられる
・東京都下千葉茨城両県下
・山梨長野栃木各県下の関係施設を実視
・伊香保より上京の聰子内親王盛厚王妃成子内親王参殿
・内閣総理大臣稔彦王
・午後に開催の最高戦争指導会議における決定事項及支那の実情に関する聯合国最高司令官の電報案
<昭和20年8月21日|火曜日>
・内閣総理大臣稔彦王
・マニラより帰還の全権委員河辺虎四郎
・マニラにおける聯合軍参謀長ドナルドKサザランドとの打合せ等につき復命
・降伏条項実施に関する聯合国最高司令官の要求事項
・日本国天皇布告案
・降伏文書
・陸海軍一般命令第1号案
・軍令部総長豊田副武
・航空機の飛行制限並びに禁止につき上奏
・大海令
・海軍総司令長官
・8月22日午前零時以降における已むを得ない輸送以外の飛行の禁止
・8月24日午後6時以降における一切の飛行の禁止
・8月26日以降の厚木飛行場横須賀軍港及び鹿屋方面に対する聯合軍の逐次進駐の円滑な実施
・進駐地域付近の治安維持のため
・指揮下部隊の武装解除及び移駐等の措置を執るべき旨が命じられる
・参謀総長梅津美治郎
・聯合軍の進駐に伴う紛争防止につき上奏
・大陸命
・8月26日以降本土進駐を開始する聯合軍との紛争生起を防止するため
・隷下指揮下部隊
・作戦地域内他地域に転進せしめるべきこと
◎昭和天皇実録とは◎
昭和天皇の生涯にわたる記録を公式にまとめたものです。
どういう風に昭和という時代が動いていったのか、私たちが未来を考えていく上で第1級の資料です。
昭和20年は、8月15日を境に、ものすごく世の中が変わった劇的な年です。
その昭和20年(昭和天皇44歳)を何回かに分けて、読んでまいりましょう。
◎音声ダウンロードファイルのお取り扱い◎
弊所の許諾なく無断で改変・複製・公衆送信・転載・販売等することは、営利目的、非営利目的問わずご遠慮ください。
70年以上前の日本、1945年(昭和20年)の8月と私たちが生きている2017年(平成29年)の8月、そして、10年後、50年後、100年後の未来がどのようにつながるのか、日々感じながら、この1年を過ごしてみませんか。
*一人ではなかなか読み進めることが難しい『昭和天皇実録』、藤原直哉の解説を聴きながら、だんだんと理解が深まってまいります!
実際に真ん中で何が起きていたのか、昭和天皇実録巻34昭和20年(下)について、下記のキーワードと合わせて、藤原直哉が細部まで丁寧に読み解き、歴史観も含めて音声解説(21:34 mp3版|ダウンロード可)いたします。
当時何が起こり、今の私たちに、そして未来へと結びついてくるのか、歴史の力、時間の重力がどのように働き、世の中がどのように動いているのか、一緒に学びましょう!
<昭和20年8月16日|木曜日>
・ポツダム宣言受諾の聖旨伝達のため
・鳩彦王を支那派遣軍へ
・恒德王を関東軍へ
・春仁王を南方軍へ
・三方はいずれも翌日に出発
・鳩彦王は南京において
・恒德王は新京奉天京城において
・春仁王はサイゴン昭南において
・関係部隊の指揮官に聖旨を伝達
・参謀総長梅津美治郎
・即時戦闘行動の停止につき上奏
・軍令部総長豊田副武
・大海令の発出につき上奏
・自衛のためを除く戦闘行動を即時停止すべき旨の大陸命
・指揮下海陸全部隊の自衛のためを除く戦闘行動の即時停止
・内大臣木戸幸一
・稔彦王
・組閣を命じられる
・帝国憲法を遵奉
・詔書により軍を統制
・秩序を維持すべき
・崇仁親王
・官幣大社朝鮮神宮
・戦争終熄に伴う不祥事態の発生回避のための緊急措置
・御神霊昇神の儀を執行
・御神実及び御神宝の御太刀銘正恒一振を宮内省に返納
<昭和20年8月17日|金曜日>
・海軍大臣米内光政
・陸軍大臣代理の侍従武官長蓮沼蕃
・陸海軍人に対する勅語
・閣僚名簿の捧呈
・親任式
・陸軍大将稔彦王
・内閣総理大臣兼陸軍大臣
・正三位勲一等重光葵外務大臣兼大東亜大臣
・公爵近衛文麿国務大臣
・従三位緒方竹虎国務大臣兼情報局総裁内閣書記官長兼任
・来る20日より軽井沢へ行啓につき御暇乞のため御参殿の皇太后
・御昼餐を御会食
・南東方面艦隊司令長官
・南西方面艦隊司令長官
・海軍総司令長官
・指揮下の海陸軍全部隊の戦闘行為を一切停止すべき旨の大海令
<昭和20年8月18日|土曜日>
・参謀総長梅津美治郎
・大東亜戦争における武力行使終止に関する命令
・陸軍部隊の復員要領制定につき上奏
・各軍司令官
・小笠原兵団長及び参謀総長に与えた作戦任務を解き
・一切の武力行使を停止すべきこと
・詔書渙発以後敵軍の勢力下に入りし帝国陸軍軍人軍属を俘虜と認めない旨の大陸命
・米国政府
・8月14日付の帝国政府の米英ソ支四国政府宛通告を以て
・ポツダム宣言及び11日付の四国回答の完全な受諾を認め
・一昨日16日午後スイス国政府を通じて帝国政府に対し
・停戦実施に関して日本側において執るべき措置を指示
・日本軍軍事行動ノ速急ナル停止ヲ指令
・聯合国最高司令官二右停戦実施ノ日時ヲ通報スルコト
・日本軍隊及司令官ノ配置二関スル情報ヲ有シ
・聯合国最高司令官ノ指示スル打合ヲ為スヘキ充分ノ権限ヲ与へラレタル使者複数ヲ直二聯合国最高司令官ノ許二派遣スルコト
・ダグラスマッカーサー元帥カ聯合国最高司令官二任命
・同元帥ハ正式降伏ノ時場所及其他詳細事項二関シ日本政府二通報スヘシ
・在マニラ聯合国最高司令官ダグラスマッカーサー
・天皇日本政府大本営
・日本軍による戦闘の即時停止
・降伏条件遂行の要求を受領するための日本側代表者のマニラへの派遣
・内閣総理大臣稔彦王
・人事につき内奏
・前田多門文部大臣
・陸軍中将河辺虎四郎
・降伏条項実施に関する要求受理のため
・在マニラ聯合国最高司令官の下に派遣する全権委員
・河辺に対する御委任状御下付の件を御裁可御署名
・外務省調査局長岡崎勝男
・陸軍少将天野正一
・海軍少将横山一郎
・羽田飛行場木更津飛行場
・伊江島において米軍機に乗り換え
・内大臣木戸幸一
<昭和20年8月19日|日曜日>
・午後2時よりの閣議
・国民生活の明朗化のため
・灯火管制の即時中止
・娯楽機関の速やかな復興
・信書検閲等の即時停止
・御沙汰の趣旨は閣議決定となり
・翌20日正午を以て警戒準備管制解除
・宮内大臣石渡荘太郎
・警視総監の人事につき言上
・軍令部総長豊田副武
・艦隊飛行機による伝単撒布につき御叱責の御言葉あり
・参謀総長梅津美治郎
・大東亜戦争における武力行使終止時機に関する命令につき上奏
・第一総軍司令官第二総軍司令官航空総軍司令官
・一切の戦闘行為の停止時機
・8月22日午前零時とする旨の大陸命の伝宣あり
・支那方面艦隊を除く海軍総司令長官指揮下部隊
・一切の戦闘行為停止時機を同じく8月22日午前零時とする旨が命じられる
・内閣総理大臣稔彦王
<昭和20年8月20日|月曜日>
・今般帰還の艦隊鎮守府警備府の各司令長官13名
・侍従武官吉橋戒三
・御差遣につき復命を受けられる
・東京都下千葉茨城両県下
・山梨長野栃木各県下の関係施設を実視
・伊香保より上京の聰子内親王盛厚王妃成子内親王参殿
・内閣総理大臣稔彦王
・午後に開催の最高戦争指導会議における決定事項及支那の実情に関する聯合国最高司令官の電報案
<昭和20年8月21日|火曜日>
・内閣総理大臣稔彦王
・マニラより帰還の全権委員河辺虎四郎
・マニラにおける聯合軍参謀長ドナルドKサザランドとの打合せ等につき復命
・降伏条項実施に関する聯合国最高司令官の要求事項
・日本国天皇布告案
・降伏文書
・陸海軍一般命令第1号案
・軍令部総長豊田副武
・航空機の飛行制限並びに禁止につき上奏
・大海令
・海軍総司令長官
・8月22日午前零時以降における已むを得ない輸送以外の飛行の禁止
・8月24日午後6時以降における一切の飛行の禁止
・8月26日以降の厚木飛行場横須賀軍港及び鹿屋方面に対する聯合軍の逐次進駐の円滑な実施
・進駐地域付近の治安維持のため
・指揮下部隊の武装解除及び移駐等の措置を執るべき旨が命じられる
・参謀総長梅津美治郎
・聯合軍の進駐に伴う紛争防止につき上奏
・大陸命
・8月26日以降本土進駐を開始する聯合軍との紛争生起を防止するため
・隷下指揮下部隊
・作戦地域内他地域に転進せしめるべきこと
◎昭和天皇実録とは◎
昭和天皇の生涯にわたる記録を公式にまとめたものです。
どういう風に昭和という時代が動いていったのか、私たちが未来を考えていく上で第1級の資料です。
昭和20年は、8月15日を境に、ものすごく世の中が変わった劇的な年です。
その昭和20年(昭和天皇44歳)を何回かに分けて、読んでまいりましょう。
◎音声ダウンロードファイルのお取り扱い◎
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70年以上前の日本、1945年(昭和20年)の8月と私たちが生きている2017年(平成29年)の8月、そして、10年後、50年後、100年後の未来がどのようにつながるのか、日々感じながら、この1年を過ごしてみませんか。
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