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わかばや史(6) 進路選択

サッカーと向き合い続けて気づけば進路選択の時期が来た。

工業高校だったので9割以上が就職の道に進む。
僕もその流れで就職の道を選んだ。

周りと合わせることでしか自分の居場所を作れなかった。
自分の気持ちを押し殺して生活していた。

だから、先生に勧められた会社を受けることにした。
入社試験が面接と適性検査しかなかったのが理由だ。

そして無事内定を貰うことができた。

仕事内容は製造オペレーター。
みんなが想像する工場で働いている人だ。

心の中で「自分には合わないだろな」と思っていた。
でも「やれば慣れるだろう」と自分に言い聞かせる毎日。

そんな中でも「同期の中で1番早く出世する」と内心燃えていた。
そして、4月1日を迎える。

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