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愛するクラブと特別な兄弟との物語

こんにちは。私にとって特別な2人の選手達との話を書き記したいと思います。

私がヴェルデラッソ旭川に出会ったのは2016年、21歳の時でした。知り合いの選手がいるわけでもなく、全員が歳上の選手ばかりでした。

サポーターとして3年目を迎えた2018年に18歳の1人の選手がヴェルデラッソ旭川に入団してきました。
彼は荒川 翔という選手でした。あれ、聞いたことがある名前だなと思っていたら彼がまだ小さい時から家族ぐるみの付き合いをしていて同じ小学生に通い、私が小学6年生だった時に彼は小学1年生で同じサッカー少年団でボールを蹴っていました。

年齢が5つ離れているため、中学に入ると交流はなくなり月日が流れて行きました。まさか自分が社会人になって応援するようになった地元旭川のサッカークラブに子供の頃から知っている彼が選手として加入するとは、サポーターになった時には夢にも思いませんでした。
クラブにとってもサポーターにとっても2度目の北海道リーグに挑んだ2018年の開幕戦、アウェイ帯広で十勝スカイアースを相手にゴールを決めたのが荒川 翔でした。

2019年のシーズン終了後に1度ヴェルデラッソ旭川を離れていましたが、コロナ禍だった2021年にクラブ創設初の全国大会に出場するタイミングでクラブに帰ってきてくれました。2022年から正式に復帰を果たしてプレーしていましたが、コロナ禍ということもあり2年振りに有観客でリーグ戦は開催されましたが、彼の名前をコールすることは叶いませんでした。

そしてこのシーズン途中、もう1人聞き覚えのある選手が新たに加入しました。
彼の名前は荒川 大成、荒川 翔の弟でもちろん子供の頃から知っていました。まさか兄弟2人が私が応援するヴェルデラッソ旭川のユニフォームを来てプレーする日が来るなんて夢を見ているようでした。

8番が弟の荒川大成、19番は兄の荒川翔

そして2023年シーズン、声出し応援が2019年以来4年振りに解禁されて戻って来てくれた時に伝えられなかった想いを、新加入したのに名前を呼んであげられなかった想いを込めて2人の名前をコールしました。
彼ら2人はいつも応援ありがとうございますと言葉をくれて、ゴールを決めたら私のところに走って来てくれて喜びを分かち合いました。


サポーターとして、子供の頃から知っている身としてこれほど幸せなことはありません。長くクラブを応援しているとこんな夢のような光景に出会うこともあるんだと感じています。

VERDELAZZO旭川のクラブ名の由来はスペイン語でVERDE→緑 LAZZO→絆です。
まさに緑の絆が繋いでくれた特別な時間です。

読んでいただた全ての皆さんありがとうございました。

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