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最高で最愛のヴェルデラッソ旭川
2016年私が21歳の時に出会い、愛したヴェルデラッソ旭川というクラブは2023年度をもって解散してなくなりました。
Jリーグクラブがある街のように、Jリーグがない街にも週末にスタジアムに集まり大人も子供も関係なくみんなで応援する場所を創りたいと子供の頃から夢見ていました。
そんな場所はなかなかありませんでしたが、21歳にヴェルデラッソ旭川に出会い自分でその空間を作ろうと先頭に立ちスタートしました。
先頭に立つと言っても私が1人で思い始めたので、周りには誰もいませんでした。サポーターとして応援をしたこともない若造が見よう見まねで応援を始めました。
そして少しでもこのクラブの存在を知ってもらい、一緒に応援する人が増えて欲しいと8年間ほぼ毎日発信をしてきました。
そしてそれを見てくれた人が会場に来てくれて仲間になってくれました。
北海道を越えて本州から応援に来てくれる人もたくさんいました。
小さな街の社会人サッカークラブをこれだけ多くの人が応援してくれるようになったのは、このクラブにそれだけの魅力があったからです。
私がしたことは何もないですし、ただこのクラブと選手達が好きで応援していただけです。
クラブがなくなると聞いてから1ヵ月が経ち、一緒に応援してきた仲間、戦ってきたヴェルデラッソ旭川の選手達、クラブを離れた選手達や引退したOBの選手、同じリーグでライバルとして戦ってきた旭蹴会の選手やスタッフの方、KAMUIFC HIGASHIKAWAオーナーや選手、北海道リーグで戦った十勝スカイアースの監督、リーグ戦で試合をさばいていた審判の方、道内外から数えきれないほどの暖かい言葉をいただきました。
私がサポーターになった21歳の時に北海道リーグを共に戦ったヴェルデラッソ旭川OBの選手からは「約8年間お疲れ様でした。この数年間、誰もやろうとしなかったことを石川さんはどんな着地点であれやり切ったこと、すごくかっこよかったです」
旭川ダービーとして戦ってきたライバル旭蹴会さんからは「これまでライバルとして、旭川ダービーでしのぎを削ってきたので、非常に残念に思います。直哉さんには、旭蹴会コールをして頂いたこと、忘れません」
北海道リーグで戦った十勝スカイアースの長野監督からは「カテゴリーとかライバルチームとか関係なく応援して支えたいという気持ちには素晴らしい価値があります。少なからず私の心には響きました。One北海道精神でこれからも北海道サッカー界をサポートの程よろしくお願いします」
仲間からは「旭川でこうして応援出来たこと、色んなところに遠征に行けたのは楽しかったよ、直哉さんと応援出来て楽しかった」と言葉をくれました。
21歳の時に1人で始めたヴェルデラッソ旭川サポーターとしての人生は8年が経ちこんなにも多くの人に想いが伝わっていたことを実感します。
Jリーグクラブのない地元旭川で出会ったヴェルデラッソ旭川という社会人サッカークラブは私の人生を幸せにしてくれました。
ありがとう、そしてさようなら私が愛した最高で最愛のヴェルデラッソ旭川。
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