残酷すぎる成功法則 後編①

更新まで大分間が空いてしまった。継続は難しいな。

とあることがきっかけで落ち込み、それを乗り越えるために集中して取り組んでいて、更新できなかった、という言い訳だ。(なんのこっちゃだよね、すんません)

さて、残酷すぎる成功法則、いよいよ後編。実はまだ半分くらいまでしかたどり着いていないので、まさかの後編は2部体制となる。


後編① 人脈について

一般的には人脈作りはかかせない、積極的で外交的な方がいいと言われているが果たして?という話。まず、結論から言うと、外交的な人、内向的な人それぞれ大成功を収めている先人たちはたくさんいる。

外交的な人はイメージがわきやすいと思うので、内向的で成功した例だとアイザック・ニュートンが紹介されていた。孤高の天才だったようで、一度も結婚せず、実は死ぬまで童貞だったのではと言われるくらい、人づきあいはしなかったそうだ。ただ、ご存知の通り科学の進歩に多大な影響を与えた人物で、教科書にも必ず出てくるお方だ。

また、一流アスリートのほとんどは内向的な正確な人だという。僕が好きなゴルフの松山英樹選手もまさに内向的な人だと思う。結婚して、娘もでき、デビュー当時と比べると格段にメディア対策もできているけど、基本姿勢はずっと黙ってゴルフしていたい人なのかなと思う。

そこで、自分が極端に外交的なのか、その逆なのかは、恐らくそれを悩む時点でその中間なのだと思う。基本的に多くの人が中間に位置し、どちらかに寄っている人は、たぶんこのテーマで悩まないだろう。

本にはどちらの要素も持ち合わせながら、うまく人脈を気づいていこうと書かれてある。基本的にはギバー(与える人)の姿勢で、人脈をつくるというよりかは友達をつくる感覚でつながりをもつことを進めている。人づきあいにおいて、仕事とプライベートをはっきりと分けて考えれる感覚は人にはあまり備わってないらしい。その昔は小さな生活集団で暮らしていて、ともに働き、血縁によって結ばれていた。だから、人間の脳にはネットワーキングとよりも家族という響きの方が心地よいのだ、と書かれている。

さらに、自分が成し遂げたいこと、磨きたいことにすでに取り組んでいる先人、メンターを見つることをすすめている。ただし、メンターは基本その分野で成功を収めているのだから、決して安易に声をかけて時間を奪うのは良くないとしている。これは確かにそうだ。何から手をつけたらわからないからと言って人に訊くよりも、まずやってみなはれ、とその道のプロはいうだろう。

本にも自分でとにかくやってみて、どうしようもないところまできて始めてメンターに師事を仰ごうと書かれている。その方がメンターは快く教えてくれるだろうし、またメンターにとっても良い気づきとなることも多いという。なので、メンターである人たちは積極的にそういう若者(もちろん若くなくてもいいのだが)が来たら教えてあげよう、としている。

ここからは個人的な話になるが、これまでの人生で心の底から友達と呼べる人に、僕はまだ出会っていない。しかも、最近は職場以外の人とプライベートで会うことがほぼない。地元の仲間は車と女のくだらない話しかしないし、会って飲んで愚痴言ってお金を使うくらいなら本を読んだ方がましだと思っていたからだ。

しかし最近思う、この状態は面白くない。

別に心の底から親友と呼べる人じゃなくたっていいじゃないか、それだけが友達じゃないし、そもそも親友の定義って何?意見や趣味や波長が合うこと?でも、それだと何だか成長しない、刺激にならないのではないかな。だから僕は、面白そうだと感じた人には慎重な姿勢は変えなくていいと思うが(何でもかんでも積極的に友達になればいいというものでもない)、少しずつつながっていくのが人生をより楽しくする秘訣だと考え始めた。

でも悲しいかな、まだそういう人はほんの少ししかいない。インターネットを通じて、会ってみたい人がたくさん出てきたが、まだまだこれからだ。あと5年後くらいには、また違ったことを言えると思うが。

さて、まとめると仕事が生活の大きなウエイトを占める今、人間関係ではどうしても利得感情を考えてしまうだろう。上司、部下、同期、同じ会社のチームとはいえ仕事で成果をあげなければならない。また顧客となれば、会社の利益に直結するので、それなしでは考えにくいだろう。しかし、この本では『友情』が最強だと書かれている。

たとえば人質をとった立てこもり犯などに対して、交渉人は一貫して受容、思いやり、忍耐に徹するという。論争や憎みあいをなくし、友好的に接することで相手から好かれ、私生活でもビジネスにも役立つとしている。(でもいい人は損するのではと思っている人は、中編を読んでもらえればわかる。)

そう、基本姿勢は友情を持って接し、相手の力になろうとすることで友達が増え、人生を楽しく豊かにする、という至極もっともなことにたどりつく訳だ。母の『人づきあいの良い人になりなさい』という教えは最もだったのだ。

ではまた。

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