見出し画像

中小企業診断士への道 その2

中小企業経営・中小企業政策 小規模企業白書2017年版

■ 小規模企業の現状
中小企業のかなで中規模企業と小規模企業では業況の改善傾向に差があり、小規模企業が置かれている環境は依然として厳しいようだ。また、そのなかでも法人化した企業(法人化しようとしている企業もそうだが)は改善傾向にあるが、個人事業者の業績は横ばいからやや悪化傾向にあるとのこと。
(ちなみに、支払う税金を極力少なくするために化粧している企業もあると思うので、個人事業者が一様に本当に悪い状態かというとそうでもないとは僕は思っている。)

資本金1千万以上1億円未満の規模の企業の経常利益は増加傾向で2015年度に過去最高水準となった模様。資本金1千万円未満の企業は2010年度以降黒字となり、、2011年度以降はリーマンショック前の水準を上回って推移している。

ただし、売上高について確認すると、どちらの資本金の規模の企業も近年はほぼ横ばいとなっており、リーマンショック前の2006年度の水準に達していない。

売上は増えずに経常は増加しているのは何故だろうか。本書にはそのことには触れていない。(金利が下がったからか?)

また、2014年度法人、個人別経常の前年比を比較すると個人事業者は▲1.2%で、法人企業は+8.7%と、個人事業者のほうが厳しい傾向にあるようだ。(個人事業者はどの業種でも伸び悩んでいる様子。)

個人事業者から法人化した企業数は2012年2月から2014年7月にかけて法人全体の1.3%を占める約2.2万社であり、そのうち85%超は小規模企業である。特徴として法人化した企業は個人事業者にとどまった企業の約4倍の売上高であったとのこと。

事業を始めるにあたり、法人化を目指す方が多いと思うが、2年間で2.2万社であったとは、予想よりやや多いなといった印象を個人的にはうけた。自分もゆくゆくはそのなかに入っていきたい。

ではまた。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?