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Hasselblad XCD 35-75mm ズームレンズを購入しました

みなさん、こんにちは。
このエントリではHasselblad X1DII-50c用で購入したXCDズームレンズについて書き記したいと思います。(一部プロモーションを含みます)

はじめに

私がHasselblad X1DII-50cを購入したのは2020年頃ですので、かれこれ4年経って初めてレンズを追加することになります。これまで私はカメラボディと一緒に購入したXCD 45mm F3.5というレンズを使っていましたので、今回のズームレンズ購入により、より表現力が広がることがとても楽しみです。

なぜ買ったのか?

これまでも1本の単焦点レンズで撮影に取り掛かってきましたが、出先での撮影時にどうしても制約があり、思ったような画角で撮影ができない感覚がありました。というのも、私自身がよく使うレンズの画角は50mm(35mmフイルムカメラの画角で換算)で、XCD 45mmというレンズは35mmフイルムカメラの画角にで換算すると35mmに相当するものです。要は少し広角気味な画角になるわけです。

私の認識では、35mmフイルムカメラ換算の35mmという焦点距離は、非常に扱いやすい画角であると言われています。広角気味のレンズではあるものの、被写体に寄って撮影すればポートレイトにも使える「万能」系のレンズという認識です。

一方、私がよく使う画角は50mm。いわゆる標準レンズになります。 私はカメラで撮影を始めるようになった時からずっと使っているのが50mmのレンズでした。無論ズームレンズなども使っていたのですが、開放値1.4など明るいレンズで軽量、そして高画質でありながら、リーズナブルな価格帯で購入できたという点もあり、こよなく使い続けてきたのです。

というわけで、標準レンズの画角になるレンズを探しますが、これも結構なお値段がかかります。その中で、今回のズームレンズは単焦点レンズと変わりない価格、むしろ安い位の値段設定になっていることに気づきました。ズームレンズであれば、様々な画角に一瞬で変えられます。単焦点レンズとの機動性も考えましたが、今回は様々な画角を手にすることでより撮影の幅が広げられる、という点に着目して購入することにしました。

レンズの仕様について

念の為にHasselbladが提供するデータシートのリンクを貼っておきます。

画角について

XCD 35-75mm F3.5-4.5は35mmフイルムカメラ換算の画角で言うと、おおよそ28-58mmのようです。概ね標準レンズの画角をカバーしていると言えます。私もSonyのα7に55mmレンズを取り付けて撮影することがありますので、同じような画角で撮影できるというだけで、なんとなく安心感が生まれます。

また45mmレンズと比べると、広角側の領域が広がった点も注目すべき点です。広大な景色を撮る時は、やはり広い画角で隅々まで写し取りたいと思いますので、これはとても期待できますよね。

AF駆動について

焦点距離以外の部分で着目すべき点は、AFの動作でしょうか。45mmレンズはレンズの前玉が前後に動いてピント合わせを行うのに対して、このズームレンズはインナーフォーカス形式を採用しています。そのためAF動作時に前玉が動きません。

これは例えばガラス越しの撮影で、映り込みを防ぐためにガラス面にレンズを近づけて撮影するといった場合などで効果的です。例えばAF駆動時にレンズ前にある障害物にレンズがぶつかるといったことですね。(MFで少しづつ動かしていけば良いのかもしれませんが)。

あとは単純にAF時のピント合致までの時間が大幅に短くなり、AF駆動時の音も静かです。これにより今まで以上に撮影のテンポが良くなるでしょう。とはいえ、現代使われている35mmDSLRと比べれば、性能の差は相当大きいです。決して35mm系のカメラに備わったAFと比べない方が良いと思います(苦笑

大きさ・重さについて

ただその反面、レンズ自体の重さがそれなりにあります。データシートによると1,115gありますので、カメラとレンズを合わせて約2Kg位の重量になります。レンズ自体も14.5cm程度の長さがありますので、35mm系で言う24-70mm F2.8ズームレンズのようなボリューム感になるのでしょうか。

これまで使っていた45mmレンズが35mm系で言う85mmF1.4のような大きさだと思うので(個人的な意見です)、これまでと同じような軽快さは無いと思います。それと引き換えに画角を手に入れたわけで、この部分は最後まで色々悩んだところでした。

レンズと一緒に購入したもの

レンズ本体にはフードやポーチが付いてきますが、それ以外に用意したアクセサリーについても書き残しておきます。

MCプロテクター

なにはともあれ、レンズフィルターを買い足しました。Hasselbladでも純正のフィルターはありますが、ここは個人的な嗜好もあって、SonyのZeissネームが入ったプロテクターを購入。

以前、XCD 45mmレンズにクローズアップフィルターをつけてマクロ撮影を行っていたのですが、今回のズームレンズはフィルター径が違うために使用できなくなってしまいました。。。ということで、これも買い直し。MCとACの2種類があり、以前は両方とも購入したのですが、今回はとりあえずACの方を選択。レンズの画角も望遠にシフトできるので、その際にもこちらのほうが有利な気がしました。

ホルスター型カメラバッグ

個人的にはホルスター型と呼ばれる三角型のカメラバッグをよく使っています。これはカメラとズームレンズのような長いカメラ一式をガンホルスターのようにそのまま収めて持ち運びできるタイプのバッグを指します。

この記事を書いている時点ではまだ購入していませんが、持ち運びとすぐ取り出せる即時性を兼ねたのは、ホルスター型のカメラバッグだと思います。ノートパソコンやその他持ち運ぶものがあればまた話が変わりますが、色々な画角で撮影できるとなると、取りたい瞬間にすぐ取り出せる方が良いですよね。

今後について

この記事を書いている時点では撮影ができていません・・・。が、近々撮影に出かけてみようと思います。撮影に出かけると「この時こういう物があれば・・・」とか「使えると思っていたが、実は・・・」みたいなことが起きてくるかもしれません。

そうした使ってみないとわからない面については、別途レビューとして書き記していきたいと思います。

この記事が参加している募集

大学を卒業後、約15年間写真スタジオ、写真機材販売、北欧カメラメーカーの日本法人立ち上げなど行う。その後ITベンチャーにてマーケティング業務に従事しながら大学院に通いMBAを取得。現在もスタートアップ企業にて奔走中。