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Hasselblad X1DII-50Cに最適なカメラバッグを考えてみた

みなさん、こんにちは。こちらのエントリでは、Hasselblad X1DII-50Cに最適なカメラバッグについての考察をまとめます。(おそらく、X2Dにも応用できると思います。)

はじめに

カメラバッグを選ぶ際、様々なメーカーから多数のラインナップがあることは周知の事実です。しかしながら、自分のカメラに合ったバッグを見つけることは容易ではないですよね。これをまず2つの切り口で考えてみました。

  1. カメラ機材の大きさ

  2. カメラを使うロケーション

カメラ機材の大きさで使い分ける

例えばコンパクト型のカメラや小型ミラーレス一眼カメラを持ち運ぶ時と、ハイエンド系カメラ・中判カメラでは、持ち運ぶ際のカメラボディやレンズ・付属品など持ち運ぶものが異なります。使う機材をしっかり納めることができるバッグを選定する必要があります。

多くの方は1台のカメラと数本のレンズを入れることを想定してカメラバッグを選択されているかもしれません。ただライトユーザであれば、専門のカメラバッグを使わずとも、インナーケースにカメラを入れて普段使いのバッグに入れて使っている人もいらっしゃるかもしれません。

あるいは、クロスなどでカメラをくるんでバッグに収納するというケースもあるでしょう。私自身もAPS-Cサイズのミラーレス一眼カメラなどであれば、カメララップを使ってしまうことも多いです。アンドゴーと言うブランドのケースはニット素材で作られたラップで、カメラ以外にケーブル収納にも使えます。

カメラを使うロケーションで使い分ける

次にロケーションで考えてみます。つまり「どこでカメラを使うか」ということです。場所に応じて持ち運ぶカメラバッグの形状が異なりますので、以下に例を示します。

例えばアウトドアで使う場合は両手が開くリュックが好まれるかもしれません。山登りをして、山頂から撮影をするみたいなイメージです。こうした場合、ある程度の距離を移動して撮影地に向かいますので、リュック型のバッグが好まれると思います。

カメラやレンズの他にも三脚や登山道具なども一緒に持ち運びますので、バッグの容量も必要になります。その結果、重量が重くなりがちで、体の負荷を分散するという意図でもカメラリュックという選択肢が出てくるでしょう。

都会での撮影、例えばスナップ撮影ではすぐカメラを取り出せるバッグが好まれると思います。この場合はショルダーバッグ式のカメラバッグを選択するのが良いでしょう。このラインナップは多数のメーカーから商品が出ていますので選択の自由度も広い気がします。

個人的にはカメラ一台をすっぽりと収められるホルダー型?のカメラバッグも以前よく使っていました。カメラとレンズのセットが決まっている場合、すぐに取り出せますし、カメラをしまうのも楽です。あるいはバッグを地面に下ろさずともバッグ内にアクセスできる、スリングバッグなど選択しても良い気がしています。

複数台のカメラやレンズ、大型のストロボまで持参するようなユーザもいます。この場合はローラー付きのバッグを使うこともあるでしょう。プロユースになると、複数の機材を持ち運ぶ事が増えますので、とにかく重量が増え移動が大変になります。こうした場合にローラー付きのバッグであれば持ち運びが容易です。

最近の撮影現場ではカメラ機材と一緒にPCやiPadなどを持ち運ぶケースもあるでしょう。PCがあれば出先で画像編集をする事もできますし、場合によっては出先で作業をして、そのままクライアントに画像を送信(納品)している人もいらっしゃると思います。このように単にカメラバッグを用意するとしても、状況や持ち運ぶ機材により選択するバッグは異なるわけです。

私自身が使うカメラバッグについて

そんな中、私自身が使っているのは昔からLIGHTWAREのバッグです。他にも数年前にGITZOから発売された限定モデルのカメラバッグがX1DII-50Cに最適なバッグではないか?と感じています。

LIGHTWAREのバッグはMB1758Tというモデルで、いわゆるショルダーバッグ型のバッグです。クッションがすごくしっかりしていて、今のところ、へたることがありません。私が良いなと思っているのが、耐久性と軽さ。

カメラバッグは耐久性が高まるに連れて大きく重くなっていきますが、私が使うバッグはバリスティックナイロンという軽く強靭な素材を使って軽量です。そして何よりこの軽量なバッグでありながら、Hasselbladのカメラをしっかり収納できる点が優れていると思います。

私の場合、X1D以外に503CWや203FE+CFVという組み合わせで持ち出すことがあるのですが、カメラ自体が長く、うまいこと収まるバッグを見つけられずにいました。一般的なカメラバッグでも、70-200mmF2.8などの望遠レンズを収納できれば概ねクリアできるのですが、やはり昔の機材を安心して収納できるものとなると、かなり迷ってしまうのも事実。分厚いクッションがあるおかげで、今のバッグを使っていると言っても過言ではありません。(以下に似た製品のURLを貼っておきます。私が紹介している商品ではありませんので、ご注意ください。)

そしてもう一つのバッグは、ジッツォが100周年モデルとしてリリースしたカメラバッグGCB100-MMです。カメラ1-2台と数本の交換レンズやクリップオンストロボを収納できるショルダーバッグ型のカメラバッグですが、三脚をセットできるポケットを備えているのも特徴で、機材収納部にMacBookAirも収めるスペースも確保されています。

カメラバッグにノートPCを収納する点は、ここ最近のトレンドになっていると感じますが、これをうまく組み合わせたバッグは案外少ないと思います。そして何よりこのカメラバッグは高級感あふれるレザーとナイロンを組み合わせて作られているので、他のカメラバッグにはない高級感を醸し出しています。こうした見た目や質感などで他製品との差別化をしているのもいいですね。

一般的なビジネスバッグでは、TPOに合わせてナイロン製のバッグとレザー製のバッグを使い分けるのは一般的だと思います。しかしながらカメラバッグにそうした概念を取り入れているメーカーはかなり限られています。そのためレザーを使ったカメラバッグ自体が希少であると思います。高級感を出しつつもしっかりとした素材でカメラを守れ、その上必要なものをしっかり持ち運べるバッグという点ではとても魅力的な製品だと感じました。

最後に

フォトグラファーにとって、カメラバッグは欠かせないアイテムです。しかし、その選び方は非常に難しいものです。GITZOのGCB100-MMは、高級感のあるデザイン、三脚をセットできる部分、そしてHasselblad X1DII-50cに最適なサイズなど、様々な点で優れており、個人的にとても素敵なカメラバッグと感じました。

今売っていない商品を推奨するのもいかがなものかと思いますが、今後カメラバッグに新しい風が吹き込んで来ることを願い、自身の思いを書き記し、締めくくりたいと思います。


大学を卒業後、約15年間写真スタジオ、写真機材販売、北欧カメラメーカーの日本法人立ち上げなど行う。その後ITベンチャーにてマーケティング業務に従事しながら大学院に通いMBAを取得。現在もスタートアップ企業にて奔走中。