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Hasselblad XCD 35-75mm ズームレンズ使用感_第2回

みなさん、こんにちは。こちらのエントリでは、Hasselblad Xシリーズ用のズームレンズ「XCD 35-75mm F3.5-4.5ズームレンズ」の使用感などを書き記しておきます。※一部プロモーションを含みます。

はじめに

「XCD 35-75mm F3.5-4.5ズームレンズ」を購入した時のエントリを別途書いていますので、よろしければ、そちらもご覧ください。

当日の撮影機器について

前回のエントリ同様、Hasselblad X1DII 50cに35-75mmズームレンズをセットして撮影に行ってきました。今回は人混みの中に混ざることも想定して、できるだけ軽装の準備を心がけました。ですが、その辺りはHasselbladということもあってそれなりの重量になります。

カメラ本体に加えて画像編集用のPCや予備バッテリーも用意する場合、それなりの重量になってしまいます。自身はこれまで予備バッテリーを持ち歩くケースはなかったのですが、Hasselbladの場合は意外と早く電池切れを起こすことが稀にあり、すぐ充電して使えるようにはならないため、念の為に予備バッテリーを持ち歩いています。(昨今のカメラ製品もUSB-C接続による急速充電ができる機種も出ていて、大変羨ましく思います)

撮影場所について

今回、浅草に足を運んできました。といいますのも、私が向かった日程は三社祭が開催されている時期。年に一度の大きな祭りでお神輿を撮影してみようと思い立ち、足を運んだ次第です。

公式サイトなどを見ていると、いつどこでお神輿が移動するか、と言ったガイドが出ています。これに沿って現地に向かうことでお神輿を担ぐ状況に合流できるというわけです。

そうしたガイドを参照したうえで撮影してきた画像をご紹介します。

撮影画像(一之宮)

Camera: Hasselblad X1DII 50c
Lens: XCD 3.5-4.5 / 35-75mm
Develop: Phocus v3.8

あまりに混み合っているので、落ち着いて撮影することができない・・・。こればかりは仕方がないですね。この祭りの間だけは街中にお神輿が街を練り歩いていて、とても不思議な景色でした。

撮影をしていて感じたのは、AF速度の向上と、ピント合焦までの時間の短さでしょうか。(とはいえ35mm/APS-C系のミラーレス一眼の速度と比べたら遥かに劣ります。比べてはいけないと思います。。)

またズームレンズのため、移動しながら画角の調整も容易です。単焦点が良いと思うこともありますが、動く被写体の場合で、かつ動きに制限が出る場合においては、こうしたズーム機能が活きます。おかげさまである程度フレーム内に全体感を収めることができました。

とはいえ、完璧なアングルでの撮影にはなっていないかも。。。(次回はもっと計画立てて撮影に取り組みたいです!)

お祭り後の撮影(おまけ)

先程のお神輿の撮影が終わった後、隅田公園にて見た光景をご紹介します。

Camera: Hasselblad X1DII 50c
Lens: XCD 3.5-4.5 / 35-75mm
Develop: Phocus v3.8

東京スカイツリーがよく見えるアングルです。お祭りをやっている最中もこの近辺は静かで落ち着いた雰囲気がありました。何だか不思議ですね。広角の画角もカバーできるようになったので、撮影の幅が広がったことを感じます。

出先での撮影でレンズ交換をするのは少々手間ですが、ズームレンズであれば様々な画角を一度に使えますのでフットワークが軽くなります。カメラ自体は重くなるのでなんとも言えない点はありますが、撮れる絵のことを思えば仕方がないですね。。

使用感についてのまとめ

というわけで、再度レンズを使ってみた時の感想をまとめます。

メリット
・幅広い画角で撮影範囲を大きくカバーできる。
自分の動きが成約される場合、狭い場所での撮影などで画角を調整できるので、有効だと思います。
・AF速度、ピント合焦速度の向上(45mm f3.5レンズと比べて)
インナーフォーカス形式のAF機構を備えており、AF速度が向上。AF時の音も静か。なおかつレンズ前玉が回転しない。

デメリット
・大きく重たい。
カメラボディとレンズで2kgを超える。これ以外にも撮影に関する備品(例:バッテリー、三脚など)を持参するため、荷物がかさばる傾向にある。

替えのバッテリーは用意しておくほうが懸命だと思います。最近はUSB-C形式のバッテリーも持参して、消費したバッテリーの充電を行いつつ撮影を行います。出先でバッテリーがなくて撮影できないのは致命的なので、何かしら撮影を継続できる体制は敷いたほうが良いですね。

充電対策の一案としては、モバイルバッテリー+充電器の組み合わせ。私の場合、CFVの筐体を持参して消費したバッテリーを装填し、USB-Cケーブルで接続する場合があります。

別案としては、iPadなどとケーブル接続してテザー撮影状態にして撮影を行うパターンです。この場合、iPadにプレビュー映像が入ってきますので、撮影画像の確認がより鮮明に行えます。

一方でケーブルがまとわりついて撮影しにくい、みたいなことが想定されます。配線にはぐれぐれもご用心を。
※私自身が持っているiPad ProはLightning形式ですが、テザー撮影は十分行えます。

最後に

ズームレンズを使った所感をまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。今回はスナップ的な用途でしたので、今度はマクロ系な写真やポートレート系の写真もレビューできたら良いなと思っています。

今回のレンズは幅広い用途で撮影できるレンズですので、今後もいろいろ試して得られた感想など書き残していけたらと思いますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

大学を卒業後、約15年間写真スタジオ、写真機材販売、北欧カメラメーカーの日本法人立ち上げなど行う。その後ITベンチャーにてマーケティング業務に従事しながら大学院に通いMBAを取得。現在もスタートアップ企業にて奔走中。