ジムのロッカー

週に2,3回ほどジムに通っている。ルームランナーとサウナと週1で筋トレの為に。割と空いていて快適なジムではある。サウナも時間帯によっては空いていて、もう普通のスーパー銭湯に行くよりも快適なのだ。憧れだった1人サウナの時は寝転がることも出来る。
ただ一つ不満なのは、ロッカールームが狭いのだ。7、8人くらいを超えると、身動きができないくらいの狭さなのだ。なので必然的にロッカーの数もそれほど多くなく、少し混みだすと、ロッカーの上下左右のどこかの人とロッカー利用時間が被り、変な待ち時間ができることがある。

そんなに混んではいなかったのだが、筋トレとランニングを終えて、ロッカーに戻り、ロッカーを開けて、汗でびしょびしょになったシャツとジャージ、パンツをビニール袋に入れて、ロッカーに突っ込み、シャワー用のお風呂セットを取り出して、あとはシャワーに向かうだけという状態で後ろから「すいません」と言われ、お風呂セットを取らずに、横によけてしまった。その「すいません」と発したおじさんは私の下のロッカーを利用していて、運動を終えたシャツやジャージをロッカーに入れ始めた。私はと言ったら、横でそれをずっと全裸で見ていた。いわゆる全裸待機というやつだろうか。そのおじさんは衣服をロッカーにすべて押し込み、お風呂セットを取って、シャワーへと向かった。その間、横で私はそれをずっと見ていた。それから、なかなか風呂セットが取り出せないのか、しばらくガサゴソとし始め、私は全裸のまま時間を持て余し、斜め上の天井を見ていた。この時間は一体なんだろう、と思ったものの、どこに怒りをぶつけていいかわからず、後は取るだけだった自分のお風呂セットを取り出して、シャワーへ向かった。シャワールームも4つしかなく、最後の一部屋だった。お湯を出して、体を洗おうとした時、ボディソープがない事に気が付いた…。なんだよ、もう。とひとりごちて、シャンプーで体を洗った。

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