【体験記】証券マン時代のエピソード①
皆さんお疲れ様です。
中村です。
最近フットサルで右膝を負傷して歩き方が変になってます。笑
最近は世の中のトピックを取り上げて記事にしてきましたが、今回は過去の体験についてお話しします。
私は新卒から2年半、証券会社の営業をしていました。
その時のエピソードを紹介いたします。
1.証券営業
私が入社した証券会社では最初の2ヶ月間は本社がある東京で同期全員、研修を受けていました。
私の配属先が栃木県の支店でしたので、平日はホテル暮らしで、研修後は同期と飲むのが日課でした。
証券業界のルールや作法を叩き込まれて6月からいよいよ配属。
ついに証券営業の日々がスタート。
ちなみに、証券会社は株、投資信託、債券、ファンドラップ等の金融商品を販売します。
1年目は顧客開拓の為、飛び込み訪問と電話営業でとにかく新規開拓。
いわゆる泥臭い営業でした。
私は泥臭い営業は好きでしたので楽しんでたと思います。
2年目の途中からは先輩の動いていないお客さんを引き継ぎ、新規開拓と既存顧客の両輪で日々のノルマを達成していく。
朝は毎朝5時半には起きて、新聞やニュースを読み込み、支店で情報共有を行います。
暇な時間がない程どうやって数字を作るかの日々でした。
今回、お伝えするのは1年目の時に飛び込み訪問で起きたエピソードです。
2.名刺を破かれる
すいません。
本当に破かれたお話です。笑
配属されて飛び込み営業をスタートして3日目。
何よりも顧客がいない状態でスタートしたからには、足で稼ぐしかないと、軒並み1日120軒ペースで訪問していました。
そんな夏の暑い日。
今でも忘れはしません。
14時台に差し掛かった頃。
当時は、自転車で田舎町の住宅街を周っていました。
ある一軒家のお宅のインターホンを押すと。。。
武闘家の武藤敬司さんに似た強面のおじさんが出てきました。
※写真はイメージです
団扇を持ったスキンヘッドのおじさんは玄関を開けて私を見て第一声が。。。
おじさん「誰だオメーは!」
まずは大量にあった名刺を渡し切ると決めていた私は挨拶をしようと
私「○○証券の中村です。この度、こちらのエリアを担当になりました。」
と名刺を渡す。
すると、名刺を受け取ったおじさんはなんと!
私の目の前で名刺を真っ二つに破いたのです。
当時の私はここで引き下がったら何も前進しないから何か返答しようと思い、咄嗟に答えました。
私「...もう1枚いりますか?」
今思うとかなり攻めたと思います。笑
私の言葉にスキンヘッドおじさんは
おじさん「いらねーよ!」
そしてすかさず
私「私が帰った後破いて捨てていただいてもいいので何とか受け取って下さい!」
するといやいやでしたが、名刺を受け取っていただけました。
最終的にそのスキンヘッドおじさんはお客様にはなりませんでしたが、その日の夕方支店に戻る際に勝ち誇った顔で戻ったのが今でも覚えています。
断られてからが勝負!
野球部時代に揉まれに揉まれ生きてきたメンタルが生きました。
3.まとめ
この体験を通して、1回断られたくらいで引き下がらないメンタルと度胸を学びました。
マークトウェインの名言の1つに
「やったことは、たとえ失敗しても20年後には笑い話にできる。しかし、やらなかったことは20年後には後悔するだけだ」
チャンスはいつ訪れるか分からないからこそ、いつ来ても掴み取れる準備をすることが大切ですね。
以上、中村尚渡のブログでした。
中村尚渡
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