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泥団子研究記③(やっぱり土なのか!?)

「ひげだんご」困惑す

時は流れ、昨年(2023)のこと
小崎先生のお告げにより
大阪教育大学附属四天王寺小学校で
「ひかる泥団子」を実施することになった。

小学校一年生の「生活科」は
遊びを主とする私としてはとても合致しやすい。

うーん

どないしよう…

とおもったのが
この小学校。グラウンドが人工芝なのだ。
校庭の脇には砂場はある

しかし、
砂場の砂は粒子が大きく
泥団子の土台には適していない。

グラウンドで、たくさんの人に踏まれ続けることで、砂は粒子が細かくなり、砂を払いのけると
岩盤というか土の層がでてくる。
ここを崩すことで、いろんな粒子が混ざった状態であるから土台として適しているのだ。

「とりあえず、どっかのグラウンドの砂というか土とってこれますか??」

附属の先生は
超絶やる気だった!

わかりました!
と、近隣の付属中から砂を持ってきはった!
すごいぞ付属!


そして当日。

「畑の土混ぜときました!」
と言われる。

砂は隣の中学校からと
裏の農園の土のブレンドになりました。

土が多いとどうなるかイメージできなかったのと、昨日の土砂降りで湿っとる。

どうしよう、浄水発生土を入れようと思ってたのに、バーミキューライトとか肥料見える
…ええ土やw
植物にはwww

泥団子としては
私の経験の中では
一番土の比率が多かった。
いままでやったことがなくて、
ずっとどこでもできるように、
グラウンドの土をベースにやってたが、
どないしよーって頭ん中ぐるぐるしながら、

土をこねてみる。

泥団子の面白さは
工夫するとこにあるから
まぁそれも含めて楽しんでもらおう作戦。

「ひげだんご」驚く

ところが。
不本意ながら多く入った土が…いい。

かなりいい。
土台のひび割れが激減したのだ。

実験途中で失敗したと思ったら
新しい生命が生まれた感覚。

シンプルながら
「泥団子」だからやはり泥が大きいのだ。


・朝7時到着
学校の先生はいったいいつついてるんだろう。そして今回も講師っぽくなくてごめんなさい。

・保護者の皆様もみんなやってくれた。素敵すぎる。子どもたちは親の背中をみてる。

・先生達のやる気と情熱に勝るものなし。日々の授業にこれだけ動けるのがすごい。


・土を完全に乾かして、その後粉状になれればそれはあり。

・段階をこどもたちにつたえるためのもう少しわかりやすい工夫が必要。

・今日は子ども100名、(保護者40くらい。)
その中の指先の力がコントロールできない子(潰れてしまう)に対して、どのようなアプローチがよいかもう少し考える必要がある。
一見すると、指を揃えて球体に力をかけれず、鷲の爪のような形で面ではなく、点で力が伝わり団子が潰れる。一番初めの団子だけ作った状態で渡すと少し維持できる。

・たぶん校長が素晴らしいんだろう。きっと。しらんけど


かくして、
附属小の子どもたちは
大都会の真ん中で
土と戯れたのであった。よきよき


土が多いと、手からニュルっと出てしまうとおもっていたが。そこは水を少なくすることで対応すればよい…などと1人勝手に色々考えてた。

つづく

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