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『花札』考

私が幼い頃に
初めて教えて貰ったアナログゲーム
若干3歳で祖父母に教えられた。
『花札』である

トランプじゃなかった
UNOでもなく
『花札』である

賭け事イメージが強く
麻雀とともにイメージが悪いが
実に戦略的かつ雅な遊びである

今思うと私が知っていたのは
『はなあわせ』というルール
今回は改めて『こいこい』をやってみた
今回は娘と共に!

花札は1月から12月に
花鳥風月があしらわれており
各月に4枚づつの柄がある


光札(五光・四光など)
たね札(動物やアイテムがついている)
タン札(短冊がのっている)
カス札(.......カスである)
からそれぞれ成り立つ

1月からの植物は以下の通り

やっていると
雨(なんで雨っていうんやろ)ってこれなんの植物やっけ
とか
イノシシの後ろは南天?ちゃうわハギやとか
どんな花やっけ??
500円玉や家紋の太閤桐もそうやけど
このキリの書き方は地面に生えてるみたい
とかいつもの癖で色々悩み出す
雨に至っては柳だから上下逆で覚えてた

調べたけど札のイラストと
一緒になったサイトがないので
作ってみた!!!

1月 【松に鶴】


2月 【梅に鶯(実際はメジロ?)】


3月 【桜に幕】


4月 【藤にホトトギス】


5月 【アヤメに八つ橋】


6月 【牡丹に蝶】


7月 【萩に猪】


8月 【ススキに月と雁】


9月 【菊に盃】


10月 【紅葉に鹿】


11月 【柳(小野道風にカエル、柳にツバメ)】



12月 【桐に鳳凰】


花札が語源になっている言葉も多い
『シカト』は10月の紅葉のたね札鹿がそっぽを向いているから
鹿の十月札でシカトウからシカトになった

『青タン』は打ち身の色が役の青い短冊札の色と一緒やから

『ピンキリ』のキリは12月の桐から来ている説もある

今年は炭治郎のボンみたいな耳飾りや
藤の家など
鬼滅繋がりで娘には入りやすかったようだ

コイコイは
自分の手札で場札を取っていき
役をいかにるくれるかの駆け引きである

事前に何回やるかを決めておき
その合計役で勝負を決める
欲張ってコイコイを宣言してプラスで役がつけば逆転のチャンスだが
他の人が上がると自分の点数はなくなる

花札の歴史は
安土・桃山時代の「天正かるた」、
江戸時代上期の「ウンスンカルタ」から、
江戸時代中期に
現在使用している花札ができたと言われている

役に応じてお金をかけたってのと
もともとの流れが
カルタでの賭け事が禁止になったから作られた
新しい形ということ故にイメージが悪いんだろうけど

それが無ければ実に風流で素晴らしい遊びだ
麻雀も素晴らしい戦略性があり
ベーゴマやメンコやビー玉も
もともと賭け事の側面があったから面白かったとも思う
当てもんや型抜きなんかもそうだ
リスクを感じながらやるから面白い
なんかデメリットだけクローズアップされるのは好かん
なんかできる方法を考えよう

この辺ももう少し調べて見たいなー

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