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ビッグ5

前回ヘイグ家を取り上げた際、スコッチウイスキーを世界に広めた5人「ビッグ5」が登場しました。

ホワイトホースもビッグ5のひとつに数えられる銘柄です。

ジョン・ヘイグ(John Haig)以外の4人は、「デュワーズ」のジョン・デュワー(John Dewar)、「ジョニー・ウォーカー」のジョン・ウォーカー(John Walker )、「ホワイトホース」のピーター・マッキー(Peter Mackie)、「ブキャナンズ(ブラック&ホワイト)」のジェームズ・ブギャナン(James Buchanan)。

今回は、この5つの銘柄が、スコッチウイスキーを世界に広めるにあたって、どのような工夫を行ったのかを見ていきます。

ヘイグ(HAIG)は、グレーンウイスキーを製造した最初の蒸留所とされるキャメロンブリッジ蒸留所を設立し、いち早く「ブレンド事業」に取り組んだ。

デュワーズ(Dewar’s)は、人々が水差しを持って酒を買いに行っていた時代に、「瓶詰めのウイスキー」を売り出した。

ジョニー・ウォーカー(JOHNNIE WALKER)は、輸送中に衝撃による破損からボトルを守るため、箱の中での余白を減らせる「四角い形のボトル」を採用した。

ホワイトホース(WHITE HORSE)は、コルク栓に代わり、より安価で気密性に優れる「スクリューキャップ」を採用した。

ブキャナンズ(BLACK&WHITE)は、黒いボトルに白いラベルを貼り、黒と白の2匹のテリアをアイコンとし、酒屋中心だった販路を、ホテルやミュージックホールなど、市民が楽しみために訪れる場所に拡大させた。

ブレンデッドウイスキー、瓶詰めで売られるウイスキー、スクリューキャップなど、どれをとっても現在は当たり前になっていますが、彼らの偉大な功績です。

また、5つの銘柄ともに、ディスティラーズ・カンパニー・リミテッド(DCL)の傘下でもあります。

次回は、DCLが現在のディアジオ(DIAGEO)に至るまでを取り上げたいと思います🥃

[前回の記事はこちら↓]


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