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みんなお世話になってますよね?UberのUI/UXについて!

こんにちは!onegiftっていうサービスの代表しています。井上です。
今日はあのUberのUI/UXについて書いていきたいと思います。(UX多めです)
自粛期間でお世話になった人も多いのではないでしょうか?
ただ、今日書いていくのは「Uber eats」ではなくタクシーを配車してくれるサービスの方のUberについてです。日本では「Uber eats」の方が一般的になっている気がしますが、海外ではタクシー配車サービスという印象を持っている方の方が多い気がします。日本ではUberの配車サービスが一般的にならないのは日本ではタクシー運用の規制がアメリカに比べて厳しいんですよね。明らかに法律の壁があります。あとは、タクシー業界がUberに対し批判的であるということです。これは仕事がなくなるという理由でしかないのですが、過去にはライドシェア(相乗り)を巡ってタクシードライバーの方たちがデモを起こしたこともあるそうです。このような現状をみてると海外と同じレベルまで普及するのはまだまだ時間がかかりそうですね。では、海外ではUberはどんなサービスを行っているのでしょうか?

6大陸450都市に向けてデザインする

Uberの展開は先進国に留まらず、発展途上国にまで及んでいます。このようにグローバルな展開を遂げると各国で様々な問題が発生します。例えば、決済の際の支払い方法です。先進国の現在のスタンダードは電子マネーやクレジットカードですよね。しかし、途上国ではどうでしょうか?電子マネーなどを決済する設備が普及しているでしょうか?恐らく普及していないですよね。つまり、支払い方法において先進国と発展途上国ではニーズが違うのです。先進国では喜ばれるシステムも途上国では設備費がかかる上に、利用ユーザーが少ないシステムとなってしまうのです。逆に先進国では衰退しつつある現金決済も発展途上国ではシンプルで使いやすいのです。このような課題に対応するためUberは「6大陸450都市に向けてデザインする」ということを掲げています。

インドにおけるUber

Uberがインド市場に進出したとき、少し意外ですがインドでは電子決済があまり普及していませんでした。当時のインドではUberに対して現金決済が求められていたのです。これを受けたUberインド市場に向けて現金決済を導入します。よりその国の風土にあったものに自社のサービスを再設定したのです。この結果Uberはインドで大きな成功を治めることができました。もちろんインドでは現在においては現金決済はメジャーではないかもしれませんが、このときインドの市場に習い、現在多くの発展途上国でUberは現金決済を可能にしています。

ニューヨークにおけるUber

ニューヨークにおけるUberは交通を考慮した仕様になってます。ニューヨークの道路には一方通行が非常に多いんですよね。(よく看板とかに使われる「One Way」ってやつです。) この一方通行が原因でUberの本来のUXがユーザーに提供できていませんでした。Uber本来のUXというのは簡単に配車ができて、すぐ車が到着するというものです。しかし、ニューヨークではすぐに配車ができても一方通行のせいで遠回りをしなければならず、顧客のところに到着するのが遅くなってしまうんですね。これを解消するため見直されたのがされたのがUber POOLです。Uber POOLとはライドシェア(相乗り)のサービスです。Uberでは最も安く利用できるプランになっています。このUber POOLが見直され、顧客にドライバーが拾いやすいポイントまで来てもらうという機能が追加されました。これにより、ドライバーは顧客のところに到着するまでの時間を節約でき、ユーザーは乗車距離を節約できるので運賃を節約することが可能になりました。これは日本の都心でも応用できそうですよね。

マニラにおけるUber

フィリピンの首都マニラでは人々は年間1,000時間通勤に費やしていると言われています。これはマニラの慢性的な渋滞が引き起こしているものでした。UberがUXをユーザーに届けるには慢性的な渋滞の解消顧客を乗せるための適切なポイントが必要でした。これを実現するためにUberはUberHopをマニラでローンチします。これによりUberはラッシュ時に同じ方向に向かうユーザーを1つの車に乗車させ、固定価格での利用を提供します。日本でいうバスに近いですね。バスの機能をタクシーで実現したというイメージです。また、Uberは時間帯別にユーザーが集中する場所をターゲットにすることで多くの顧客を少ない台数で目的地まで運ぶことにも成功します。UberがUberHOPをローンチして以降、マニラではおよそ9万6500キロの走行距離と約7500リットルの燃料を個人が通勤していた場合と比べて節約することができたと言われています。

難聴・聴覚障がい者のためのUber

これは今回紹介するなかでUiによる効果が最も感じられる機能です。Uberにはドライバー用のUiと乗客用のUiが存在します。そして、難聴・聴覚障がい者の方も同様にドライバーにも乗客にも存在しています。この課題に対してUberはUiを大きく変更することで対応しています。まず、乗客用のUiではドライバーに難聴・聴覚障害であることを伝えるための機能を追加しました。また、ドライバーとの乗車するポイントをやりとりする場面では通話機能を無効にし、テキストによる詳細なコミュニケーションを促しました。ドライバー専用のアプリでは乗車リクエストが追加されたときの通知を音ではなく、画面が点滅することによって通知する機能が追加されています。このようにUberではUiにおけるユニバーサルデザインにも力を入れています。

まとめ

UberのUi/UXについて理解していただけたでしょうか?身近なサービスの便利さって意外に気づけないですよね。今回noteを書くに当たってUberについて調べたんですけど、本当に知らないことだらけでした。こんなにも各国でいろいろしているとは。。。
いつか日本でも独自のニーズに対応したUberのUXを体験してみたいですね!では、今週はこんな感じで終わります!また来週書いていくので是非フォローして読んでくださいね🥳

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