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0→1を超えて

9/30で上期が終了し、10月より下期に入った。マムズラボ設立依頼もっとも外部環境が変化した半年間だったし、それは多くの会社にとってもそうだろう。

受注済みのプロジェクトがキャンセルになる、延期される、縮小されるといった直接的な影響はもちろんだが、それだけじゃない。社員や所属クリエイターは子どもがいるパパママがほとんどのため、保育園や小学校の休園・休校により業務にあたる時間を確保すること自体が難しくなったり、こういった変化が子どもがストレスを与えてしまうことも親としては大きな不安材料だ。僕自身、在宅ワークしながら自分ひとりで1歳の子どもの面倒を見ることが何日間かあったが、正直、集中して仕事ができる状況じゃない。比較的作業を中断しやすい僕のような職種でも難しいから、ひとつの作業に没頭する必要があるクリエイターやエンジニアのパパママの苦労は計り知れない。

このように、コロナによる影響は間違いなく大きかったけど、業績は決して落ち込むことはなく、メンバーの頑張りにより力強い結果を実現することができた。

組織力を図る上で、相反する2つの事項を両立させられるか、というのを大事にしている。たとえば、コストは削減しなきゃいけないけど売上は上げなきゃいけない、こういう状況に対して諦めずに考え行動できているか、みたいなことだ。マネージャーが頭で理解していても、メンバーの行動まで落とし込むのはなかなか難しい。その点、この上期、メンバーの存在は本当に頼もしかった。

4月頭には、先行きがどうなるかわからなかったので販促費はほぼゼロにした。正直なところ営業活動に支障が出ないわけがないと思ったが、振り返ってみると影響はまったく出なかった。出ないように全員がやり切ってくれたという方が正しい。

とにかく、いよいよ、事業として次のフェーズに入ってきたなと強く感じる。0→1フェーズを超え、1→10や10→100と呼ぶべき段階。振り返ってみると、ひとつの会社で10年以上働いていたけど、複数のプロジェクトを並行して担当したりすることのほうが多く、ひとつの事業にコミットする期間はあまり長くなく、それは、僕自身では少しコンプレックスを感じていた部分だった。マムズラボという事業(当時は名前もなかったけど)を考え、にのさんにはじめて会った構想段階のタイミングから数えれば今が丸5年。法人化してからは丸3年と3ヶ月。これだけ長い期間ひとつの事業に携わったのははじめてだ。僕自身も、事業のフェーズに合わせて役割や能力を変化させていかないといけない。

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