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ChatGPT翻訳術 を読んで③:書いてあること試してみた



はじめに


ようやく第3章に辿り着きました。
個人的に一番気をつけないといけないなと思ったのは、翻訳の指示が出して終わりではないということ。
翻訳の使用決定するプロンプトを開くことで翻訳の結果は得られますが、その後結果を確認する後工程のプロンプトも必要です。
プロンプトは2工程ある。覚えておきます。

例によって、書籍を読みながら寄り道してChatGPTに質問しまくっていると、簡単に感想が3000文字を超えてしまうので、今日は前工程について書くことにします。



前工程のポイント

以下を指定することなのですが、

  • 翻訳の目的、対象読者 →わかる

  • 英語のレベル →わざわざ、流暢性を下げるような指示を入れるのは無駄では…と思ってしまいます

  • 用語の指定 →わかる

という感想でした。
それでは、順次、書いていきます。


翻訳の目的、対象読者

この書籍には、フロントとのプロンプトの枠だけでなく、翻訳の目的・対象読者の記載例も載っています。
便利なことに、テンプレート集へのリンクとパスワードが書籍に記載されていて、コピペも可能。
ただ、実際に使うのは、そこから自分の状況に合わせて、文章を作っていかないといけません。

自分専用の翻訳プロンプト作成ツールとか欲しくなってきました。Excelで一部だけ選択式にしておけば、簡易に作れる気もします。

仕事では、英訳する内容は機密情報だったりすることもあるので、情報セキュリティポリシーの壁等あって、ChatGPTを使いづらい場面もあるとも思うのですが、例えばこのnoteだったり個人が書いている文章であれば、翻訳の目的・対象読者は一定のはずなので、どこかにメモしておくだけでも済みそうですね。

#を使うのかと思っていたら、

次の【原文】の日本語の文章を英語に翻訳してください。翻訳するときに以下の条件を満たしてください。



翻訳の目的:**翻訳の目的を記入する**

対象読者:**対象読者を記入する**



【原文】**訳したい日本語の原文を記入する**

でよいみたいなので、形式を意識せずに使えそうです。



英語のレベル


あえて英語のLv.を下げるのワロタ。Toeic XX点Lv.にして と頼めばいいらしい。が無駄では。

自分の英語力の身の丈に合っていないので、突然、こんな英文でメールを送ったりすると、同僚から怪しまれるのでは、という心配もあるでしょうか

そんな同僚嫌すぎる。
ツール(もしかしたら英語が得意な方に修正してもらっているのかも)を使うのも含めて、コミュニケーションを円滑にする努力に対してどうしてそう卑屈になるのか…


用語の指定

用語を予め指定するのが有用なのは疑問の余地ないと思いますが、通常のテンプレートと別々に記載があったのが、書籍の構成として不便に感じました。例ではさり気なく、ドッキングされていますが、その辺りは自力で工夫しろと言うところでしょうか。

<プロンプト案>
次の【原文】の日本語の文章を英語に翻訳してください。翻訳するときに以下の条件を満たしてください。

【用語集】は日本語(JA)英語(EN)の対訳の用語集です。カンマ区切りのcsv形式になっています。

翻訳の目的:翻訳の目的を記入する
対象読者:対象読者を記入する

【用語集】

【原文】訳したい日本語の原文を記入する

と言ったところでしょうか。
試しに、自分が一番初めに書いた記事の冒頭を、英訳してみます。




Title: Crafting Stories in the Enchanting ChatGPT-no-Mori

It's hard to predict what ChatGPT will respond with. I've been considering experimenting with various prompts to test its capabilities. Amidst this, a peculiar incident occurred when I asked ChatGPT the following:

"Let's create a narrative themed around 'ChatGPT-no-Mori'. It's a mystical forest made of letters and symbols. What kind of creatures live here?"

The reply was unexpectedly engaging.

ChatGPT-no-Mori

ChatGPT-no-Mori is a unique place, unlike any typical forest. It is inhabited by creatures made of letters and symbols, who work daily to maintain the order and harmony of this world.

The inhabitants:

Alphabet Birds: These are birds modeled after each letter from A to Z. They soar the skies singing songs and conveying messages. Notably, the bird resembling 'V' excels in flying high.

Symbol Bugs: Tiny bugs resembling punctuation marks like periods, commas, and exclamation marks scuttle on the ground, assisting in concluding sentences and emphasizing emotions.


おお…これは自分がどう英訳するかの勉強になります。
きちんと対訳も反映されており、動作的には問題なさそうです。ただタイトルのCrafting Stories in the Enchanting ChatGPT-no-Mori から”迷い込んだ”が消えているような…?

あとで、こちらを後工程で検証してみよう。と思ったところで、次の記事へと行きたいと思います。

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