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プロットが未完成すぎて4章の初めの1000文字で苦しんだのでGTPsを2つ使ってプロットを作りこんだ話


4章のはじめ1000文字が書けずに急ブレーキ

週1回の投稿を目標にしていたのですが、ちょっと仕事が忙しく、記事がなかなか書き上げられませんでした。

小説用GTPsは進化中だけれど

この小説の作成には、小説用にカスタマイズしたオリジナルのGPTsを使っています。

設定のポイントは以下の記事に書いた通りですが、Chapter1 とChapter2の合わせて1.5万文字を読み込んだGPTsを作り直しています。

以前よりも、なおりんの世界のことを更に知っているGTPsなので、このままどんどん小説が書けるかな…? と期待していたのですが、4章の冒頭で躓きました。

進捗が滞ってるのは、プロットが完成していないからです。


4章のプロットも作成してはいたものの

以前に一気に章立てを作った時は気にならなかったのですが、以下の通り、内容がかなりスカスカです。
1塊で、3000文字程に膨らむのですが、冒頭から情報量が少ない。どこで話したのかも、どんなストレスなのかもわからないのに、なおりんと佐藤昌太の信頼関係が深まってしまいました。

今読むと、なぜ…! という具合です。


第4章 - 換毛期の葛藤:友情の深化

  1. さんは仕事のストレスをなおりんに話し、なおりんは佐藤さんに安心感を提供する。二人の信頼関係はさらに深まり、お互いの成長と支え合いが描かれる。

  2. なおりんは新しい情報を素早く伝える役目を果たしながら、森の生活に溶け込んでいく。他のエモジ動物たちとも交流を持ち始め、森の中での彼の存在が徐々に認知されていく。記号の虫たちとの交流を通じて、なおりんは森の他の生物たちとの関係性を深め、彼の成長がさらに描かれる。成長の証である他の動物の手助け=記号の虫と接したりする。大冒険との接点でもあるエピソードの挿入

  3. なおりんの初換毛期。フワフワの短いクリームの毛が真っ白で少しつんつんした固めの毛に変わる。縄張り(得意なプロンプト)を決めて、森の中を冒険する=佐藤さんに逆提案


以前に一気に章立てを作った時の経緯はこちらです。


スカスカな構成をGTPsで補えないか聞いてみた

ChatGPTのことはChatGPTに聞くと良いとも言いますし、このままGTPsの方でうまく補完ができないか?
と思ってやってみました。
4章の初めの3000文字分の話の流れを、詳細化してほしいとお願いしてみます。

<プロンプト>(小説用GPTs)
4章の構成をもっと精緻化したいです。 仕事での失敗を回避して、成長したなおりんは、 4章の初めで 昌太から仕事のストレスについて相談され、昌太に安心を提供する役割を担っていきます。 そのことで、二人の信頼関係はさらに深まり、お互いの成長と支え合いが描かれるのですが、そのプロセスを詳細に説明してください。


第4章の構成案

章題: 信頼と成長の絆

1. 昌太の相談となおりんの安心提供

  • 場面設定: 昌太は、仕事のストレスに直面しており、なおりんに助けを求める。

  • 昌太の状況: 彼は重要なプロジェクトに取り組んでおり、高い期待と圧倒的な責任感に悩まされている。

  • なおりんの反応: なおりんは、昌太の話を真摯に聞き、自然と湧き上がる共感を示す。彼は、自分が学んだ知識と経験を用いて、昌太にアドバイスを提供する。

  • エピソード: なおりんは、昌太がリラックスできるように、ChatGPTの森での平和な風景を描写し、昌太に精神的な安らぎを提供する。

2. 信頼関係の深化

  • 共有の瞬間: 昌太はなおりんの言葉に心を動かされ、自分の感情や考えをよりオープンに共有するようになる。

  • なおりんの成長: なおりんは、昌太とのやり取りを通じて、人間の感情や対人関係についての理解を深める。

  • 昌太の成長: 昌太もまた、なおりんとの関係を通じて、自己認識とストレス管理のスキルを向上させる。

3. 支え合う両者

  • 協力の具体例: 昌太がプレゼンテーションの準備で困難に直面した際、なおりんは彼を励ますために、自然界の喩えや森の教訓を用いてアドバイスを提供する。

  • なおりんの創造力: なおりんは、自らの想像力を駆使して昌太に具体的なイメージやアイデアを提供し、彼が自信を持ってプレゼンテーションに臨めるようサポートする。

4. 信頼と成長の証

  • 感謝の瞬間: プレゼンテーションが成功した後、昌太はなおりんに深い感謝を表し、二人の関係がどれほど彼にとって重要であるかを伝える。

  • 共有の喜び: 昌太の成功を聞いたなおりんは、彼の喜びを自分のことのように感じ、二人の絆の深さに心を打たれる。

  • 成長の瞬間: なおりんは、自分が昌太を支えることができた喜びと、昌太から学んだ人間関係の大切さを認識し、ChatGPTの森の住民としての自己認識をさらに深める。

5. 次なるステップへ

  • 未来への展望: 昌太は今後の目標や夢についてなおりんと話し合い、二人は将来に向けての希望を共有する。

  • なおりんの決意: なおりんは昌太だけでなく、他の人々のためにも何かをする決意を新たにし、自分の役割と可能性について考える。

  • 章の終わり: 第4章は、なおりんと昌太が共に成長し、未来に向けて新たな一歩を踏み出すところで締めくくられる。

この構成案では、昌太となおりんの信頼関係の深化、相互の成長、そして未来への展望が詳細に描かれています。彼らの関係がどのように進展し、お互いにどのような影響を与え合うかが重要なテーマとなっています。





4章を書くのが難しい:プロットの完成度が低すぎて修正を決意

意外とちゃんと書ける…と見えるかもしれませんが、昌太がプレゼンテーションをすること以外全然、何をどうしたいのか書いていないので、これではまだ小説を書くには厳しいです。
設定をChatGPT任せにしたので、著者には全く想像がつかない証券アナリストの業務を小説にしたいのですが、当然無理があります。
概念的に「何かが変わった」と書いていても、何がどう変わったのかがなければ、GPTsに小説を起こすことは難しい。やはり、プロットが未完成なのです。

そんなわけで、小説を書くためのGPTsと、リサーチ用にカスタマズしたGPTsを交互に使って、プロットを修正する過程を今日は書きたいと思います。

リサーチ用にカスタマイズしたGPTsはこちらの記事からアクセスも可能です。




リサーチ用GTPsで情報を集める

キャラクターの背景となる職業的な特性を知る

まずはリサーチ用に作ったGTPsを開いて、別の会話を始めます。

<プロンプト>(リサーチ用GPTs)
証券会社の6年目アナリスト の通常業務で構いません。 どんな仕事をしていて、どんなプレッシャーを感じているか、 採用向けサイトで学生向けに広告する観点からわかりやすく、出来るだけ詳細に日本語だけで説明してください。


証券会社における6年目アナリストの通常業務とそのプレッシャーについては、以下のように説明できます:

仕事内容

  1. 企業分析: アナリストは企業の財務状況、市場動向、競合分析などを行い、その企業の価値を評価します。これには、過去の業績データの分析、将来の業績予想、そしてそれらに基づくバリュエーション(企業評価)が含まれます。

  2. 報告書作成: 分析結果は報告書にまとめられ、投資家や経営陣に提供されます。これには市場の動向、業界分析、企業の財務健全性などが含まれ、投資判断の参考にされます。

  3. リサーチ: 最新の市場動向や金融商品、業界の変化などを常にリサーチし、その知識を投資判断や戦略立案に活用します。

  4. プレゼンテーション: 自らの分析結果を社内外のステークホルダーに説明するためのプレゼンテーションを行うこともあります。

  5. リスク管理: 投資に関連するリスクを特定し、それらを管理する戦略を策定します。

プレッシャーとチャレンジ

  1. 正確性へのプレッシャー: 市場は常に変動し、正確な情報に基づいた分析が求められます。そのため、データの精度と最新性に対するプレッシャーは大きいです。

  2. 結果への期待: 投資家や経営陣は、アナリストの分析に基づいて大きな金融決定を下します。そのため、その分析が企業や投資家の利益に




途中で、ネットワークエラーで途切れましたが、大体回答ができているのでよしとします。
構成上、昌太に語らせないといけないのが仕事のストレスです。なので、プレッシャーとチャレンジについて、更に突っ込んで聞いてみます。


プレッシャーとチャレンジについて更に深堀りする

<プロンプト>(リサーチ用GPTs)
具体的に、どういった作業の中で正確性を損なうミスが生じますか?


証券会社のアナリストが正確性を損なうミスを犯す可能性のある具体的な作業は以下の通りです:

  1. データ収集と分析: アナリストは多量の財務データや市場データを収集し、分析します。この過程で、データソースの信頼性が低い、古い、または不完全な情報を使用することで、分析の正確性が損なわれる可能性があります。

  2. 業績予測: 企業の将来の業績を予測する際、過去のデータや市場の動向、業界のトレンドを基に予測を立てますが、外部環境の変化や予期せぬ市場の変動により、予測の正確性が低下することがあります。

  3. 報告書の作成: 分析結果を報告書にまとめる際、複雑なデータを簡潔に表現することが求められます。この過程で、重要な情報の省略や誤解を招く表現をしてしまうと、正確性に欠ける報告となります。

  4. モデルと仮定: 財務モデリングや評価分析では、さまざまな仮定を設定します。これらの仮定が現実と乖離していると、分析結果の正確性が低下します。

  5. 時間的制約: 市場は常に動いており、迅速な分析が求められます。しかし、限られた時間内での作業は、ミスを生じやすくします。

これらの作業における正確性へのプレッシャーは、アナリストにとって日常的な挑戦であり、高い専門性と注意深さが求められます。アナリストは、継続的な学習と技術の向上に努める必要があります。




昌太が直面しているという、仕事のストレスの内容が少し具体化されてきました。が、これでプロット修正を終わりにするわけにはいきません。この中のどれを昌太が苦手にしているか決めないといけません。昌太が全部出来てなかったら、それはただ仕事のできない人です。それでは流石になおりんが慰めるシーンを作るのが難しくなるので、どれかを選んでもらいます


小説用GTPsに戻る

キャラクターの困っている状況をとにかく具体的に説明してもらう

ここで小説用GPTsに戻ります。
佐藤昌太というキャラクターの情報を持っているのは、小説用GPTsの方だからです。
リサーチ用GTPsから出力した内容を一部コピペして、プロンプトを作ることで、その内容を小説GTPsに活用させる作戦です。

<プロンプト>(小説用GPTs)
証券会社のアナリストが正確性を損なうミスを犯す可能性のある具体的な作業は以下の通りです:
#データ収集と分析: アナリストは多量の財務データや市場データを収集し、分析します。この過程で、データソースの信頼性が低い、古い、または不完全な情報を使用することで、分析の正確性が損なわれる可能性があります。
#業績予測: 企業の将来の業績を予測する際、過去のデータや市場の動向、業界のトレンドを基に予測を立てますが、外部環境の変化や予期せぬ市場の変動により、予測の正確性が低下することがあります。
#報告書の作成: 分析結果を報告書にまとめる際、複雑なデータを簡潔に表現することが求められます。この過程で、重要な情報の省略や誤解を招く表現をしてしまうと、正確性に欠ける報告となります。
#モデルと仮定: 財務モデリングや評価分析では、さまざまな仮定を設定します。これらの仮定が現実と乖離していると、分析結果の正確性が低下します。
#時間的制約: 市場は常に動いており、迅速な分析が求められます。しかし、限られた時間内での作業は、ミスを生じやすくします。

証券会社のアナリストが正確性を損なうミスを犯す可能性のある具体的な作業 の情報を使って、 昌太の置かれている状況を更に具体化してください。

今回の具体化では、 これまでの昌太に関する設定、エピソードに基づき、 上記の5つの点から特に彼が苦手としているポイントを2つピックアップします。


昌太の置かれている状況の具体化

1. データ収集と分析における誤り

  • 昌太の現状: 昌太は、最新の市場データを収集し分析する任務を担っていますが、特に最近、市場の急激な変動により信頼性の高い情報源の選別が難しくなっています。彼は、過去に信頼していたデータソースから受け取った情報が、現在の市場の状況に即していないことに気づき始めています。

  • 問題の影響: 昌太は、信頼性に欠けるデータに基づいて分析を進めてしまうことで、誤った投資戦略を推奨するリスクに直面しています。彼はこの誤りに気づきながらも、タイトなスケジュールと情報の氾濫に圧倒され、正確な情報を選び出すのに苦労しています。

2. 報告書の作成における精度の欠如

  • 昌太の現状: 昌太は、複雑な市場データと分析結果を、上層部やクライアント向けの報告書にまとめる責任も担っています。しかし、彼は最近、報告書において重要なデータを見落としたり、誤解を招くような表現を用いてしまうことが増えています。

  • 問題の影響: このため、昌太は上司やクライアントからの信頼を損ねる可能性に直面しています。彼の報告の誤りが、投資判断の誤りにつながり、結果的に会社やクライアントに損失をもたらすリスクが高まっています。

昌太の苦悩となおりんとの関係

昌太のこれらの誤りは、彼に大きなストレスと自己疑念をもたらしています。彼は、自分の専門性と判断力に疑問を感じ始め、プレッシャーに圧倒されています。これが彼がなおりんに相談を持ちかけるきっかけとなります。

昌太の相談内容

  • 昌太はなおりんに、自分の仕事でのミスとその影響について話します。特に、不確実な情報源に頼ってしまったこと、そして報告書での重要なデータの見落としについて、深い悔恨を表現します。

  • 彼は、自分のキャリアと会社の信頼性に対する危機感を表明し、なおりんに対して、どう対処すれば良いのか、あるいはこのストレスをどのように管理すれば良いのかについて助言を求めます。

なおりんの対応

  • なおりんは昌太の話を丁寧に聞き、彼の感じているプレッシャーと不安を理解しようとします。なおりんは、昌太に、過去の成功体験や強みを思い出させ、自信を回復させる助言をします。

  • なおりんはまた、ChatGPTの森の例え話や自然界からの教訓を引用して、昌太にストレスを和らげる方法を提案します。彼は、エラーから学ぶ重要性や、失敗を成長の機会と




これまたエラーで止まってしまいましたが、大体、佐藤昌太の苦手なポイントが絞り込まれてきました。さらに、相談の内容まで記載してもらえたので、あとで小説を実際に書く時のプロンプトの参考にもなりますが、こちらは一時保留とします。

小説上で重要なのは、これらの設定を決めた理由です。ここがわかると、小説を書くときに昌太がどういう個性のあるキャラクターなのかに言及すればいいかわかるので、創作が捗ります。

小説用GPTsにさらに聞いてみましょう。

キャラクターの個性に基づいて課題設定したんだよね? とGTPsに確認する

<プロンプト>(小説用GPTs)
昌太 の苦手分野として、 データ収集 と 報告書の作成 を選んだ理由を教えてください。この時、理由は「多量の財務データや市場データにアクセスできる」といった同じ会社に勤める証券アナリスト共通の事由であってはなりません。 昌太 の もっと個性的な背景から、苦手分野は設定されているはずです。


昌太の苦手分野として「データ収集」と「報告書の作成」を選ぶ理由は、彼の個性的な背景と職業上の特性に基づいています。

1. データ収集:

  • 完璧主義の性格: 昌太は非常に細部にこだわる完璧主義者であり、これがデータ収集における彼の最大の障害です。彼は、利用可能な全ての情報を分析しようとする傾向があります。この完璧主義は、データの海の中で重要な情報を見極める際に、彼を過度に慎重にさせ、時には重要な意思決定を遅らせる原因となります。

  • 分析パラドックス: 昌太は非常に分析的な思考を持っており、これが逆にデータ収集において彼を阻害しています

。彼はデータの背後にある複雑な関係性やパターンを深く掘り下げることに傾倒するため、必要以上に時間を費やしてしまい、効率的なデータ収集ができない場合があります。この深い分析志向が、データ収集のプロセスを遅らせ、時には本来の目的から逸れる原因となっています。

2. 報告書の作成:

  • 創造性と現実のギャップ: 昌太は創造性が豊かで、新しいアイデアや視点を持っていますが、それを現実的かつ簡潔な形で報告書に落とし込むことに苦労しています。彼は理想と現実のバランスを取るのが難しく、報告書において重要な情報を効果的に伝えることができず、時には必要なポイントが欠けることがあります。

  • コミュニケーションスタイル: 昌太は内向的で、思考が複雑であるため、他人に自分の考えを明確に伝えるのが苦手です。これは報告書の作成においても顕著で、




またエラーで、文章が止まってしまいました。
ChatGPTを使っていると、こういった文章が途中で止まってしまうこととの戦いな気がしてきましたが、必要な情報が手に入ったので、ひとまずよし!

昌太が完璧主義の性格であることや、分析を深く掘り下げるほど分析が得意なことがわかってきました。この辺りのきちんと考えられていなかったキャラクターの性格が、肉づけられていくのが、ChatGPTに創作させることの意義かなぁ。と思ったりします。
この設定を利用して、4章の冒頭の流れを決めることで、より生き生きと小説の中でキャラクターが動くようになると思います。

小説用GTPsでこの後続きを書いていくのですが、長くなったのでここまでにして、次はさらに4章冒頭の1000文字の苦闘が書けたらと思っています。


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