悩みこそ、成長する前兆!?

先日Netflixで見た、LIGHTHOUSEという番組がとても面白かった。

アーティストの星野源と、オードリー若林の二人のトーク番組で、毎月お互いの近況や悩みから、繰り広げられる話がとても興味深く、人の内面が、ちょっと垣間見れるのが、私はとても好きで、心動かされる。

オードリーの若林が、初回の放送で、最近ずっとモヤモヤしてて、何をしたらいいかわからないと、悩みを打ち明けるところから、始まる。

それに対して、星野源が放った一言から、ハッと目が覚め、自分の現状を認めたことで、最終回には、全く違う人かと思うくらい、発する言葉が違うようになっていた。

思ってることを言葉にしたり、また誰かに聞いてもらったりすることで、認めることができたり、客観的に物事みれることで、状況は変わってないのに、また前に進めることはあるよなぁと、気づきを得たステキな番組だった。

そして、うちの子どもたちに最近起こった出来事が、まさにそんな感じだった。

大学4年の長男は、中々就活をしていなかった。事あるごとに声掛けだけすると、返事はするものの行動が伴わない。

見守るにも限界がきて、ちょっとキツく言ったことがあった。そうすると、何が自分に合う仕事なのかわからないと…悩みを打ち明けてきた。

もう、職種は決めてるのかと思ったので、そこでゆっくり話を聞くこととなった。

そして、私も考えられるあらゆる事を伝え、特に結論は出なかったけど、その日は話を聞くだけで終わった。

そうすると、次の日から、生活スタイルも変わり、何かが変わり始めた様子。数日後に夫から、方向性が決まったみたいだよ、と報告を受けた。

本人に聞くと、入学当初目標にしていた方向に進むと決めたらしく、資格の勉強もしたいとのこと。

最近まで、諦めたと言ってたのに。何がそうさせたのかわからないけど、気持ちを吐き出したことで、吹っ切れたのか、真剣に考えたのか、最近のダラダラした生活とは、ガラッと変わり、驚く出来事だった。

（親としては、もっと早くに…とは思ってしまうけど、そこは胸にしまっておこう）

そして、今度は高校生の長女が、嫌な出来事が色々あったようで、疲弊して帰宅した。

そういう時は、口数も少なく、詳しい状況はわからないけど、様子を見守るしかない。

それから、少し経ってから、自分の中で溜めてた思いをブワーッと吐き出すように、状況を話してきて、事の詳細が掴めてきた。

そこでもまた、まずは思ってることを全て聞き、認めてあげること、そして解決策や、違う方向から見たら、こんな事も考えられるんじゃない？など、話し合った。

そうすると、翌日、少し表情が変わり始め、また他の人にも聞いてもらったようで、大分気持ちも落ち着いてきた様子。そして、その事を笑って話せるようにもなってきたことが、何より一番大きい。

二人とも状況としては、何も変わってないのに、まずは気持ちを吐き出せたこと、そして物の見方や意識が変わったことで、広がる世界があるんだなぁと、感じた最近の出来事だった。

私も、一人でぐるぐる考えてしまうタイプで、視野も狭くなりがち。そんな時は、誰かに話したり、書いてみたりして、違う視点からみるよう心掛けていきたい。

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