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2020.7.1神保町へ行った。慰安婦の資料を読んだ。

神保町へ。
用事の後、東京堂書店のカフェで友人と少しお茶をして、すずらん通りを散策した。

内山書店で切り絵を買った。
むかし、神保町はチャイナタウンだったんだよなとふと思う。三幸園以外は入ったことあまりないけど、白山通り沿いの新しめのチャーハン屋は美味しかったな。

魯迅や孫文も通ったという昔からの中華料理屋さんにどれか入ってみたい。

ブックハウス神保町は小さい子供も過ごしやすいので子連れには有り難い。
知人に会い挨拶。
もじもじこぶくんを買って帰った。

帰ると家に慰安婦問題について書かれた資料があったので手に取って読む。早稲田のWAMの資料だけど非常に読みやすい。資料も多く、いわゆる保守論客の説に対しても多くの資料を引用して反論している。彼らの言説が全て的外れで、さらに国際社会から見て相当に恥ずかしいものだということが、今まで見た中でも一番、しっかり示されていた。特に賠償の有無については各裁判事例が引用されていて明らかにされていた。

当事者の証言も多く掲載されていて、元日本軍兵士のものもあった。戦争で人間が壊れていったこと、それを”許す”とはどういうことなのか考えさせられた。

事実をなかったことにして、曖昧な態度で逃げ続けることはその答えではないと思う。社会に殺された人には社会を恨む資格がある。

過去の歴史について気持ちが揺さぶられるとき、よく、「当時のひとの価値観は今と違うから今の物差しで裁く権利は我々にはない」とか言う人がいるけれど、果たしてそうなのかと思う。

私は猿の時代にまで遡ったとしても、祖先の中に自分を投影してものを考える。ましてや五、六十年前のできごとを自分と切り離して考えようとするのは、単に他者と向き合うということができない大人が、開き直っているだけだ。

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