新月書簡 なおこ エピソード3
よしみさん
夏の暑さとお仕事も、ただいま濃度が高めなんですね。
お返事もとても濃く書いてくださって
ありがとうございます。
私はこの夏もタイルと過ごしています。
隠れ家カフェの店主ではなくなりましたが
タイルの人という屋号はまだ残されている
と感じる新月の夜です。
ごく個人的なエピソードばかり
ただ自分の内面の微妙な変化を綴る
私からはそんな書簡を書きます。
はじめてのセッションがおわった日
魂のカタチ、課題通りの現在ならば
この気持ちを整理整頓していくしかない。
この感じ方この悩み
馴染みすぎてるくらいの馴染み具合だけどもう要らない。
そんな気持ちで宇宙箱ワークをはじめる。
私の宇宙箱ワークイメージは
自分の本棚の中にある要らない本
(価値観、考え方、感じ方)を
影響を受けたその人その出来事に向けて
宅急便さんに集荷してもらい発送返却。
何度も何回も同じ本が出てくることよ。
厚みたっぷりな本。
気がつかなかった憎しみと怒りもある。
その量は驚くほど溜め込んでいた。
子どもの頃
ちょっと変わってる家庭と思われていた
(と思い込んでいた)
ことに傷ついてきたせいで
(珍しいものをみる目がイヤ、含まれている差別的な感じもイヤ)
自分を見せることを怖がった。
繊細でか弱いところがある。
何気ない一言にずいぶん傷つき
いろんな人に影響を与えられてきた。
その恐怖の影響をお掃除。
何度も何度も脳内宅急便集荷を呼んで
送り返す作業。
自分で自分と対話するのは
初めてだったかもしれない。
自己の客観性というものを
ほぼ持ち合わせずにここまで来たのだ。
劣等感やら差別意識、真逆の特権意識
みたくないものもたくさんある。
本棚はとんでもなく大きく
掃除は続いて行く予感した。
それは日々の、現実の片付け整理整頓と似ている。
いまこの最初の時より少し前進
少し掃除をした私が思うことは
人はそれぞれ本当に違うもので
比べるものではないんだ、ということだ。
なんとここまで長い時間がかかったもんだ。
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