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大人の学びの場:これからのコミュニティの重要性

昨年から力を入れて
楽しんでいる活動の一つに
「大人の学びの場」というコミュニティ活動があります。

ここでは、好奇心旺盛な大人たちが集まり、
様々なテーマについて学び、
交流することを目的としています。

昨日開催した会では、
「お寺の生活」をテーマに、
ゲストスピーカーをお招きしました。

ゲストは、あるお寺の副住職さんであり、
さらにライデン大学で学ぶ方。

ユニークな活動をする方を毎回お呼びしています。


お寺が抱える問題と日本の問題


ゲストスピーカーは、
まずお寺の役割について語り始めました。

お寺は、日本の歴史の中で重要な役割を果たしてきました。
宗教的な行事や修行の場であることに加え、
地域社会の中心としても機能してきました。

かつては教育や医療、
福祉などの面でも地域を支える重要な存在でした。

しかし、現代社会においては、
少子高齢化や都市化、過疎化の進展により、
多くのお寺が存続の危機に直面しています。

そのため、ゲストスピーカーは
「お寺がこれからの時代に生き残るためには、
地域社会との関わりを深め、
開かれた場所を目指す必要がある」とお話しされていました。

お寺が抱える問題は
日本が抱える問題と重なるな、と思いました。

宗派を超える新しい取り組み

彼は自身のお寺で実践している
具体的な取り組みについても紹介してくれました。

例えば、地域の人々を集めて開催する
施餓鬼会という宗教行事。

これは先祖供養の意味も込められて
さらに収穫祭のような意味合いもあり、
宗教的なイベントと言うより、
ご先祖様に感謝して、
豊穣に感謝するようなお祭りだそうです。

そのお寺では
宗派を超えていろいろな方に来ていただいて、
皆でお祭りのように過ごすそうです。

また、ある時は
チベットから僧侶を招いて
国際色豊かなイベントを開催して、
人々を招いたり。

海外から音楽家を招いて
音楽イベントを開催したりしているそうです。

お寺も変わってきているのですね!
ゲストスピーカーの住職さんの
これから変えていきたい!という
心意気が感じられました。

時代の変化が早く来る地方

このような取り組みは、
単にお寺の存続を図るだけでなく、
地域社会全体の活性化にも役立つもの。

お寺が開かれた場所となることで、
人々が自然と集まり、交流し、
助け合うコミュニティが形成されていく。

副住職さんは、
「お寺が地域の一員として、
地域全体が幸せに暮らせる社会を築くために
活動するしかない、そんな時代」と語っていました。

関東の東京近郊とか、
関西の大阪近郊に住んでいると
あまり分かりませんが、
地方は少子化や限界集落などなど
本当に時代の変化の波をもろに受けているそうです。

だから変化していくことに必死と言うか、
切実な問題なんだなと思いました。


好奇心が止まらない

一方、この会はいつも好奇心が旺盛な参加者が多いのが特徴。

参加者からは、いつもたくさんの質問が
止まりません!


特に宗教とかお寺の生活など
普段接しない分野の世界は多くの質問や意見が寄せられました。

「イベントは檀家さんしか来れないの?」
「戒名って?ランクとは?」
「戒名がないとお墓に入れないの?」
「政治家とのかかわりは?」
「お寺の一日のスケジュールは?」
などなど。

知らないことを知りたい!
どんな思いで行われているのか?
新しいことはいつでもワクワクします。

副住職さんは一つ一つの質問に丁寧に答え、
参加者全員が学びの場を楽しんでいる様子が印象的でした!


まとめ

今回の学びの場を通じて、
「お寺の生活」について知れました。

お寺は宗教法人と言うこともあって
なんとなく「ラクしてる」
という印象があるかもしれません。

でも
実際、お寺の経営って楽なことではない!
とくに田舎に行くほど存続が大変。

少子化とか高齢化とか過疎化とか
孤独化とか
そうした問題の解決のヒントが
お寺にあるかもしれない。

そんな風に思いました。

お寺がこれからの時代に
果たせる可能性がある役割や、

そのために必要な取り組みについて
考える良い機会となりました。


さらに!
大人になっても新しいことを学び続ける
ワクワク感!
人とのつながりも改めて感じることができたひとときでした。


「大人の学びの場」というコミュニティ活動は、
これからも多様なテーマで学びの機会を提供し続けていく予定。

大人になると
自分の仕事の分野以外ってなかなか知ることができませんが、
新たな知識や視点を得ることで、
日常生活がより豊かになることを願っています。

サポートありがとうございます♡いただいたサポートは新たな活動費用に活用させていただきます!