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エッセ

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体験主義で実感したことを書いています。仕事や趣味、エッセ、SNSに関することも。 これで私の半分はお分かりになるかと思います。
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2021年10月の記事一覧

THE パンプキン !! …すこし、熊

北海道十勝、千年の森の一部、 5年前の晩秋風景です。 もういい!っちゅうぐらい、 かぼちゃ🎃ばっかし。 かぼちゃ好きのアタシ、ウハウハです。 ここ…。この写真の… こんなのが普通にある。カフェのそばなのに。 ここから車で30分程の場所に、 サホロ・ベア・マウンテンがあります。 そこは山ごと、ヒグマの家として保護。 そこへ車で人間がお邪魔するサファリです。 つまり、北海道はクマさん、おるから💦 まあ、覚悟しておくと案外会わない、、けど、 なめてかかると、わからない。 以上

熟れた柿色の家族

ジュクジュクになった柿を見ると よみがえるシーンがある。 ちゃぶ台の上に 熟してつぶれそうな柿が数個と すり卸した生姜が茶碗に入って並んでいて 流し台で母が音を立てて リンゴをすり卸しているのだ。 当時の私のうちは、 台所と茶の間と六畳床の間しかない。 だから、こんな甘い匂いがしたら 他のことは手につかなくなる。 「戸棚から丼出して、そこのそれ、全部混ぜて」 母に言われて、小学生の私は、 丼を出してきて、熟しきった柿を入れる。 ブチっと潰れて指についた柿を舐める私。

天高く 馬小屋に家出

薄暗い小屋の中、 馬と干し草のむせかえる匂い。 5歳のわたしは、 庄司さん家のじいちゃんの馬小屋に 初めての家出をした。 その時はひとりっ子で、親の愛情は 一身に受けていたと思う。   だから、もしかしたらあれは、家出ではなく、 5才の旅だったのかもしれない。 北海道、東の大平原。 幼稚園バスが来るバス停まで家から30分、 そこら一体が庄司さん家の土地で 私が歩く道も庄司さんの畑の中や家の前を通る。 幼稚園バスを降り、家に帰る最初の長い坂道を 10分ほど下ると町内図の