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day269 ハートを開いていないのはわたしのほうだった。

少しずつ日常を取り戻すべく、今日から外出してみることを始めた。旅から帰宅して半月以上、ひとりでまともに外出すらしていなかった。

距離を置くつもりでいた相方さんに、会えないかと連絡した。ちゃんと会って話したいなぁと思っていたのだ。
午後なら大丈夫ということで、待ち合わせをして2人でソファ席に並んで座り、お茶をした。

あーこういうところがわたしの悪い癖なんだろうな、と思ったのだけれど、いざ本人を目の前にすると、言いたいことが言えなくなってしまうのだ。
コミュニケーションエラーの原因は、圧倒的にわたしのほうだった。本心を言い出せなくて、どうでもいい話でお茶を濁す。

結局のところ、旅の話と病気の話をひたすら聞いてもらって終わったのだった。ちーん。

これはHSPあるあるだという噂なのだけれど、本心を話そうとすると涙が出る。泣くと相手を困らせてしまうから泣きたくない、だから本心を話せない、という悪循環。
でもありがたいことに、相方さんはテキストベースのほうが受け取りやすいという側面があるため、帰宅後に改めて長文のLINEを送ったのだった。

以前から貸そうとしていて忘れていた本をお渡しした。それは『引き寄せの法則』の本だった。
実はずっと前から、引き寄せの法則に関する本を貸したり、わたしが書いた『はぐみ』を読んでもらったりしていたにも関わらず、全然伝わっていないという事実を知って愕然としたことがある。

だから、もうこれが最終手段だと思って、本をお渡しして、LINEを送った。
それに対して返ってきたのはたった2行の返信だったけれど。笑

世の中に、そしてわたしに対しても無関心な人が、何故こんなにもわたしを惹きつけるのか、それがよく分からないままだ。ただの執着なのかもしれないけれど、わたしにとって相方さんは相当な磁力を持っていることには違いなく、そしてそれは未だに秘められているようにも思えるのだ。

しばし、メンターやコーチのような立場で接することになりそうだ。わたしからハートを開いていかなければ、相方さんのハートを開くことは不可能だ。
2人で超えていくべき壁を、閉ざされた扉を開けていくタイミング。

新たな章が始まった気配だ。

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