本物の純粋な愛を知っているから。
自分の中の決断を、人に言うことによってその決断がより強力なものになっていくと感じています。
いつも割と長めの電話をしている妹からのコールバック。
私が最近あった出来事と、自分がどうやって生きてきたかを話し妹はどうだったか?今の現実はどうなのか?を話しておりました。
同じ家に生まれて、同じ両親で育ったのにこうも見方や考え方、行動の仕方が違うものなのか。と改めて感じております。
彼女ははっきりしていて、自分が一番です。
それは我がままとかということではなくて、自分に正直に生きているということです。
自分の行きたいところ、食べたいもの、嫌なこと、絶対にこれは譲れないものが常に明確です。
片や私は人の機嫌を取りながら人に合わせて生きてきたので、自分の好きなことや食べたいもの、嫌いなことや譲れないものがわからない状態です。
「どうして同じ環境で生きていたのにこんなにも違うんだろうね。」と話していました。
そこで一つ妹が言っていたのは「私は無条件の純粋な愛を知っている」と言っておりました。彼女は3番目なので小さいころよく母方の祖父母のいえに泊まりに行っていました。
そこで幼いながらも自分の利益ではない「愛」をたくさんもらった。
だから、自分を一番大切にすることも当たり前だったし、ほかの大人が「○○のためだよ、心配しているんだよ。」という言葉の裏がすぐわかってしまう。だから、そんな人たちに何を言われても何も感じない。と言っておりました。
なので、若いころは反抗期も一番強かったし、両親との口論も(特に母親)とても大きかったです。
自称「友達いないから。」と言っておりますが、確かに少ない人間関係ですが、お互いを大切に思いあっている人たちに囲まれて生活しています。
そんな話をしながら、「自分が一番」で「自分にできないことはなくて、もし今できていないと思うなら、それはやり方がわからないからだけのことだ。」「もっと思ったことを言っていい」と話しておりました。
私(少し前)も彼女も自営業で、接客の仕方も全く違います。
例えばお客さんが遅刻してきたとします。
私は一度電話を入れさせていただいてから、お客さんが「すみませんでした。」と言えば「大丈夫ですよ。」と言い施術をしていました。(お客さんにまた来てほしい、遅刻くらいで嫌な気分にさせたくない、個人サロンは好意忍耐も必要だ」と思っていました。
妹の場合、電話をします。
遅れてしまっていることを確認し、お店に到着したら遅れてくると施術時間が短くなるのと連絡なし5分以上遅れた場合、その場でこちらでキャンセル以降ご来店できません。と言います。
次に同じように遅れた場合、その場で前回説明したが無断で遅刻する人は当店では受け入れできません。本日はこのまま受けますか?と聞き、「受ける」と答えたら施術時間は短くなり施術し、次回から予約できない旨を伝える。
という感じです。
そんなんじゃ、お客さん離れるんじゃない?って思いますが、とても礼儀正しいお客さんが長い間ご来店してくれており、お客さんと言い距離感で仕事ができているといっておりました。
これも、彼女は自分を大事にした結果こうなる。そうじゃないと気持ちよくお客さんに施術ができない。と言っておりました。
本当にその通りです。
今までも散々同じ話をしてきているのに、「私にはそんな風にできないな。」って思っていました。
が、この電話では「自分を大切にする」「自分にやってきたことを認める」「自分の人生に責任を持つ」とはどういうことなのかを以前より真剣に考えるようになってきました。
できない。って言っているけど、できるんです。
自分で分かっているのに「今までのスタイルがあまりにもしみついて、楽なので私のやり方とは違う。」と言い訳してきました。
自分が弱いふりをするのはもうやめにして、自分が自分で生きていけることを認めよう。と思います。
気が付けば日も変わり、「もう次に日になってっるじゃん!!寝る。」と言って電話を切ったのでした。
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