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【驚異の再生医療~培養上清が世界を救う~】⑦

見て頂き有難うございます。⑦まできました。この回は上田実さんがアルツハイマーがいかに患者さんの人格を蝕み悲しい病か、また撲滅させるための決意と共に培養上清の有効性を感じることが出来ました。
【驚異の再生医療~培養上清が世界を救う~】上田実さんの医者としての病と向き合う姿や戦い、そして奇跡の薬 幹細胞培養上清との出会い、たくさんの実験の様子が書かれているこちらの本に大変感動いたしました。本当にたくさんの病気が治る日を私も感じることが出来、世界中から病気がなくなる日を信じて幹細胞培養上清を応援する気持ちでいっぱいです。そんなこの本を私なりに要約してみました。よかったら読んでみてください。

第4章 培養上清

数々の映画で取り上げられた、アルツハイマー病の悲劇


2014年、最高の評価を受けた映画は(アリスのままで)でしょう。
アルツハイマー病を取り上げたこの作品はへジュリアン・ムーアであり
この年のアカデミー主演女優賞受賞した。

認知症のもつ悲劇性によって多くの映画で取り上げられている

その理由に、肉体の死が我々の最大の悲劇ならば、がんをテーマにした作品がもっとあってもおかしくないはずだ。

ガンは生命の危機をもたらすが、アルツハイマー病は人格の死をもたらすという特徴があり、肉体の死以上に人格の死は人の尊厳を破壊する。

人類は、これまでの歴史の中で、肉体の姿を見てきたが、人格の死は、人類が初めて経験する時代である。受け止めるだけの十分な準備ができていないと言える。

紳士的であった父が下品な言葉で家族を罵る、このような人格変貌をきたした高齢者を周囲はどのように受け止めていいのか、社会体制も準備ができていない。

認知症の悲劇は、この人格変貌にあるといえ、薬では対処できず、このような苦悩が様々な映画や小説を生み出していると私には思われる。

悪魔の病気ともいえるアルツハイマー病との戦いはこれからが本番。

先ほど紹介した幹細胞培養清を投与した83歳の認知症患者さんは、85歳で亡くなりましたが、息子さんは、最期まで優しい母のままだったと話していた。これこそ人類が望むものではないでしょうか。

東欧のセルビア共和国でも認知症に対する幹細胞培養清の有効性を確認


認知症は、日本だけの問題ではありません。国際アルツハイマー病協会によると、2030年には76,00万人に上り、2050年には1億3500万人に達すると推計しています。

2018年に私は、セルビア共和国の首都ベオグラードで幹細胞培養上清治療を行いました。大統領補佐官や保険相や教授らと協議し、認知症のセルビアの高名な政治家の父親に培養上清治療を行いました。

妄想を訴えたり、時間の概念がなくなり、夜間大声を上げるようになっていたそうです。ご家族が異常を感じたのは、駐車した車が見つからないと電話があった時だそうです。マーケットで迷子になったり、同じ品を買い込んできたり、自分の妻がなくなった時も、婆さんはいつまで寝ているのでしょうかとつぶやいたそうです。

8日間培養上清を投与し対面すると表情はすっかり変わっており
動きが早くなったと目を輝かせて、息子さんが話してくれました。帰国後もADAS30点がまで改善した。

アルツハイマー病モデルマウスによる実験を重ねた日々


今まで紹介してきた臨床試験をする以前に私の研究グループは研究を積み重ねてきました。

アルツハイマー病に対して幹細胞を使った実験臨床実験を調べましたが
どれもヒトES細胞を使ったもので、改善したとは裏付けていません。

それではどのような結論に至ったかといいますと、幹細胞が出してるたんぱく質(生理活性物質)が効いているというものです。つまり、過去の論文のこうした結論は、幹細胞の働きを説明するにとどまり、幹細胞の出してるタンパク質を治療目的で使うという発想にはつながっていませんでした。

私たちの発想と過去の研究との決定的な違いはまさにこの1点にあると言えるでしょう。

私は、アルツハイマー病の臨床試験を行う前に、培養上清とする動物実験を行っていましたので、論文の結論と同じ見解を持っていました。

といいますのも、アルツハイマー病を発症しているマウスは、形の違いを認識する能力が著しく低下、または消失していますが、培養上清を投与することで、新しく入れた箱のほうに寄っていく行動をとり、認知症が改善された事がわかりました。

また、記憶の中枢である海馬の神経細胞が増えていることがわかりました。さらに、鼻の炎症や脳細胞の変性などの副作用は起きませんでした。

★端から入れた培養上清の成分は脳に浸透することができる。
★脳に入った培養上清はアルツハイマー病のマウスの海馬の神経胞を増やし、認知機能を回復させた
★培養上清は、鼻腔や脳内で炎症などの異常所見は起こさなかった。

完全に症状を消し去ることができなかったとしても、改善と言うだけでも、患者さんやご家族の苦痛は大幅に軽減されるはずです。

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