2023年9月6日(水)プトゥリ島1泊-リラックスするはずだったのに・・・
大気汚染と騒音のジャカルタ滞在に飽き飽きし、透き通った青い海に囲まれた島で、のんびりゆっくりしようと、ちょっと予算オーバーだけど、パンフレットの写真に魅了され、IDR4,000,000払ってプトゥリ島1泊のパッケージに申し込んだ。
ジャカルタの北にあるポートから朝8時に出発するから、7時半にはポートに着いていようにと言われた。私たちの宿泊していたホテルが、ジャカルタ市内の南に位置しており、タクシーで45分ほど。ただ、ジャカルタは交通渋滞がひどいので、余裕を見て朝6時15分にホテルを出た。
最初は交通渋滞なくスムーズに車が走っていたが、案の定途中から渋滞になり、7時30分前にようやくポート近くに来たが、タクシーの運転手が道に迷った!!
ハラハラしたけど、7時40分ごろにポートに到着できた。ポートにはヨーロッパ人が多いと思っていたんだけど、ほとんどインドネシアの観光客だった。
あんなに焦ったのに、ボートが出航したのは8時30分ぐらいだった。しかも、難民者を不正に運ぶかのように、人が次々に乗り込んできて、この席は2人用でしょ?って思わせる席に詰め寄せて座らせた。「これって定員オーバーじゃない?」と思うほどの人数を乗せて出航。しかも、ライフジャケットはどこにあるの? この国はお客の安全というものを一切考慮されていないように思われる。
パッケージを申し込む際に、代理店の人からは、ジャカルタからスピードボートで約1時間30分。波が荒いようであれば少し時間がかかって2時間ぐらい、と言われていた。島まで直行かと思いきや、所々の島々に寄り、結局2時間半かかった。
スピードボートがデッキに到着。揺れるボートから降りるお客に手を差し伸べてくれるわけでもなく、結局リーが手を差し出してくれた。ヨーロッパじゃ絶対あり得ない・・(~_~;) こんなことも言うのはなんだけど、女性に敬意を払ってくれるイスラム教の男性ってほとんど見たことないよね・・・。ドバイに旅行した時も、結構ムッとくる行動をされたのを覚えてるわ。
私たちの部屋は海が目の前のダブルルーム。
チェックインして部屋に入った時はまずまずの部屋だと思った。写真でも見てもそれほど悪くないでしょ? でも、実はかなりおんぼろ。
洗面所の水道が元からグラグラしていて、水を出そうとしても水道そのものがぐらついていているので、水が出しにくい。さらには、ひび割れがかなり入っている。
そして、外から部屋に入った時に、トイレからシャワールームへ走っていくネズミを目撃!
え!今の何? (O_O)
まさか、ネズミ???
リーにトイレとシャワールームを確認してもらうと、ネズミはいなくなっていたけど、トイレの下水道とシャワールームの下水道の蓋が開いていて、そから出入りしたであろうと想像し、トイレの下水道の蓋をゴミ箱で塞ぎ、シャワールームは、塞ぐものがなかったのでとりあえずソープトレイを上にのせておいた。
さて、夕食の時間。夕食は、焼き魚、野菜炒め、焼きそば、デザートにスイカ。メニューが決まっていて選択はない。
美味しそうに見えるけど、実は手をつけたのは焼きそばと野菜炒めで、魚は食べなかった。魚は一口食べたら、スモークされたかにようにドライで噛むのに大変。はっきり言って、このような料理をよくお客に出せるもんだと言いたい。(英語が通じれば、はっきり文句言ったのは確か)
さらに、食事をしていて、どでかいネズミが横切った。またもやネズミ!?!?!?
ここのリゾートの衛生管理が気になり、食欲がなくなった。
夕食が満足ではなかったので、まだお腹が空いていたので、敷地内にあるミニマートに立ち寄って見ると、これまたガラガラ。カップラーメンが数個あるのみ。飲み物もほとんどない。
「何これ・・・・。明日の朝食まで何も食べるものも、飲むものもないわけ・・・?」
そして就寝時間。
エアコンをつけないと暑くて眠れないので、エアコンを付けっぱなしにしていたんだけど、エアコン取り付けてから一回も掃除やメインテナンスしていないのか?と言いたい。ガーという音がうるさくて寝付けない・・・。
そして、突然、シャワールームから「カタン、カタン」という音が聞こえた。しばらく静まりかえったかと思うと、再び「カタン、カタン」という音が。
もしかして・・・・ネズミがシャワールームの、ソープトレイを上にのせておいたあの水道管の蓋を押し上げようとしている??
と思うとさらに寝付けなくなった。
ネズミじゃなければいいな・・・ドキドキしていると、突然、さささっと何かがベッドルームにくる気配を感じ、今度は私たちのバッグ付近でガサガサいう音が聞こえた。
いやだ!これは絶対ネズミが侵入してきた〜!!どうしよう!!
完全に眠れる状態ではなくなり、しばらくの間オドオドしていると、運よくスヤスヤ寝ていたリーがトイレで目が覚めた。事情を話し、シャワールームを確認してもらうと、思ったとおり、ソープトレイを上にのせておいた水道管の蓋が開いていた。
ネズミがまだ部屋にいるかどうか、荷物付近も含めて確認してもらってから、今度はヤカンに水を入れてヤカンで水道管の蓋を塞いだ。
結局眠りにつくことなく朝を迎えた。
翌朝の朝食、そして昼食は食べれたものじゃなかった。
そう言えば、このリゾートの売りはアクアリウムのトンネルだった。水中トンネルで泳ぐ魚が見れるんだった!
早速、その場所に行ってみた。
ところが、行ってガッガリ。こちらもコロナ後も放ったらかしにしておいたのが丸見え。ガラスは苔がくっついており、しかも曇っていて魚など見えない。
パンフレットに書いてある、ウォータースライドも錆びていて完全に安全性が見られない。こちらは立ち入り禁止になっていた。
プレミアムの料金で得られるのは1星以下の施設とサービス。完全に詐欺としか思えない。
ジャカルタに戻ってきてから旅行代理店に苦情を言い、返金を請求したが、代理店は「リゾート地にはフィードバックを伝えた」というだけで返金する気は全くなし。そもそも、全体的に安全性が見られなく、さらにネズミが出るほどの不衛生なリゾート商品を無責任に売るのは代理店をして失格だと伝えたが、それ以来全く音信不通になった。
ストレスを抱えるためにお金を払ったのか? と言いたい。
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