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【日記】桂離宮と修学院離宮
※タイトル写真は、修学院離宮の上離宮・窮邃亭(きゅうすいてい)
遠征すると記事に書くけれど、近場はついスルーしてしまうことも多いのだが、3月に桂離宮、5月に修学院離宮の参観に行ってきた。
この宮内庁の参観は、昔は候補日を3つ、先にあげて、ハガキで事前予約だった(と思う)。いくら地元とはいえ、シフト勤務だとそんな先まで休みの確約がとれないし、在職中は絶対ムリムリと、端っから諦めていた。
オモテ稼業を退職した今ならいけるかと思ったら、申込はインターネットで、枠の残人数もわかるようになっていた。こりゃ便利! 世の中変わったなぁ。土・日や、桜や紅葉の季節はあっという間に埋まってしまうようだが、それ以外の平日だと1ヶ月切っても申込可能な場合もある。それでも、桂離宮は1回目は枠があったのに抽選もれになった。ハガキ応募もあるようなので、それとの調整かもしれない。2回目はありがたくも「許可されました」というメールをいただいた。
桂離宮は1000円の入場料が必要だ。見学は40分ぐらいで、1枠30〜40人ぐらいで2グループに分かれて、説明する職員が付く。団体の最後にもうひとり職員が付く。造られたのが17世紀、以降火災に遭うことなく、今に至っている。本来、観月のための離宮だったとのことで、華美ではなく、静かな佇まいが印象的。説明がとても詳しくなめらかで感心してしまうが、寄る年波ですぐ忘れる。(もったいない)
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修学院離宮のほうは、面積的に桂離宮の5倍は広く、高低もあり、参観コースはほぼ80分。こちらは無料だ。1枠30〜40人ぐらいだが、ここは班に分かれずに1グループで回る。きっと、広いからだろう。敷地内に上・中・下の3つの離宮がある。桂離宮より少し後だが、同じく17世紀の建物で、敷地内に石の階段やなだらかな坂道がある。3つの離宮の間には畑や田んぼがあって、住民の人が耕作しているという。(できた作物は耕作人のものになるらしい)また、季節柄か、あちこちで植栽の手入れもしている。池も広いし、上離宮からの眺めは抜群、自然のなかに建物が点在している。
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どちらも日常の喧噪を離れて、静かな非日常を過ごした。
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