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KIACコミュニティプログラム_タケノ時空間散歩『この家で』2022年リサーチ日記 3

7月16日

川向こうの西町にある民宿大栄さん(與田さんのご親戚)に宿泊するので、そろそろ移動しようとしていたら、宿の博美さんがわざわざ車で迎えに来てくれた上に、行ったことのなかった今坂峠から切浜までのドライブまでしてくださいました。

川を挟んだだけなのに、漁師小屋も並ぶ西町はぐっと漁師町の雰囲気が強まります。夕食は與田さん、サウンド担当の山崎さんとともに、大栄さんのお料理を満喫しました。その時に万年青を読んで気になっていたものの、どう検索してもわからなかった地名「おばあのふところ」について訊ねるとあっさり解決し、なんと今日のドライブ中に通ったところでした。わからないことは地元で聞いてみるのが一番ですね。

西町のお地蔵さまと井戸とポスト

7月17日

KIAC入りの前に、先の上映会でお会いして是非インタビューをお願いしたかった御年90才の仲才久枝さんが、大栄さんに来てくださいました。「父親は漁師。母親は魚の行商。」と、いかにも漁師町で生まれ育った久枝さんの歯切れ良い竹野言葉の口調でのお話にぐいぐいと引き込まれ、笑いも絶えないあっという間の時間でした。久枝さんのお母さまの当時の行商姿の貴重な写真まで拝見できました。

久枝さんと

夕方には竹野浜盆踊り振興会の練習に参加。與田さんにも指導されつつ踊りを習ったのですが、身体の向きや足の出し方、手の使い方がかなり複雑で、なかなか覚えられないのがもどかしかったです。後日の田村さん談によると、その昔のおばあさま方の踊りはえも言われぬ雰囲気で、この世のものではないものが縦列して踊っているようだったとか..。

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