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タッキーくん ねっちゃん作

タッキーくんはジョウビタキのオスで、いつもぼんやりしている。だからすぐににげない。毎日あそびにくる時もあった。でも子どもがすだってからべつのばしょに行ったからさいきんはたまにしか会えない。そんなタッキーくんのお話をします。

ある日のこと、なおみが外で本を読んでいると、ジョウビタキのオスが、すぐそこのやねにとまった。とてもぼんやりしているので、直美には気づかない。

「あ、お母さん見て、すぐそこにジョウビタキのオスがいるよ!」直美が言った。
「あのジョウビタキはさいきんよく見るよ」お母さんが言った。
その日からジョウビタキのオスがあそびにくるようになった。ジョウビタキのオスのお気に入りのばしょは、カエデの木だった。
そして、「名前をつけようと」ってことになり、タッキーくんとよばれるようになった。

ある日、タッキーくんにパートナーがいることに気づいた。タッキーくんとパートナーは「す」を作るばしょをさがしているみたい。ふたりしてうろちょろしています。
タッキーくんの子どもみてみたいなあとわたしがおもった。

それからタッキーくんが口に何かくわえてとんだりするようになった。いそがしそうです。たまにいたの上でダンスをするようにうごきまわったりしています。

それからしばらくしたある日、口に虫をくわえてるところを見た。ひなが生まれたみたいです。


この夏から娘は読書に夢中です。朝起きたらとりあえず本を開いて読み始めます。暇さえあれば何か読んでいます。ティリーページズ、赤毛のアン、ニルスのふしぎな旅、をこの夏は繰り返し読んでいました。ある日、急に書き始めた「タッキーくん」のお話に「いつの間にこんなに上手な文章を書けるようになったの!?」と度肝を抜かれたので載せてみました。