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九龍寨城公園に行きました

香港の九龍寨城公園を皆さんご存知でしょうか。九龍寨城公園は始め九龍城塞公園と言われていたそうですが、正式には九龍寨城公園だと言う認識に基づき、今の名称になったのだとか。先月来港の折、香港人の友達と一緒にその九龍寨城公園に行く事が出来ました。九龍寨城公園が造成される前は、九龍城砦すなわち東洋の魔窟と言われた所です。九龍城砦の歴史は宋の時代までさかのぼります。九龍寨城公園内にその歴史をたどる紹介文と写真が展示されていました。

九龍城砦を再現したミニチュアも展示してありました。

こちらは大砲がそのまま残っています。

九龍寨城公園にはボランティアで公園内を案内してくださる敏叔こと李昇敏さんがいまして、親切丁寧に案内してくださいました。そして李昇敏さんは、案内の途中1枚の黄色い紙を取り出し、何をするのかと思いきや、指でその紙を何やら切っていました。その様は中国の切り絵のごとく、中国の切り絵はハサミを使いますが、李昇敏さんはハサミを使わず指で紙を切っていました。

そして、出来上がったのが、「日本東京」と言う文字です。私が日本人だと言うので、日本東京と言う文字に切ってくださったのだと思います。指で直接紙を切る切り絵を初めて見ました。帰国して雅虎香港で李さんの事を調べたら、撕藝大師と紹介されていて、とても著名な方だと言うことを知りました。色々なお話そして、切り絵ならぬちぎり絵を披露していただき、とても貴重な体験をいたしました。

私が衝撃を受けたのは九龍城砦の南門の跡と門の扁額がそのまま残っていて、その歴史の片鱗が今なお息づいているのだと、その歴史の深さをまざまざと感じました。今回、友達の計らいでこの九龍寨城公園を訪れることが、とても良かったです。皆さんも機会がありましたら、一度訪れていただきたい場所の1つです。


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