【注意】保険CMのセールストーク
コロナの渦で加入している生命保険を変更を検討している方、気をつけてください。
こうしたニーズに対して加入者を惑わすセールストークが存在します。本当に自分に必要な保険をしっかりおさえておかないと、結果損をすることになります。こういう勧誘をされた経験はございませんか?
1 「新しい特約が発売されました。今のご契約中の古い保険のままでは付けられないので転換すればお付けできます」
⇒契約時の予定利率が高かった場合、転換すると終身保険を解約させられることになってしまいます。本当に必要な特約かどうかを見極めてください。
⇒保険の契約年齢が上がるため、一般的に保険料が上がります。
2 「定期付終身保険の更新が近づいています。保険料がそれほど、 あがらないようにお早めに転換していたほうがお得ですよ」
⇒転換することで保険料の値上がりを抑えるために、終身保険の保険金額を少なくされているかどうかをチェックする
⇒保険料の払込期間を延長されていないかチェックする
⇒定期保険特約の期間を短くされていないかをチェックする
生命保険の営業では提案書をいくつか準備しています。
新商品などの情報収集にはいいですが、人にお任せしてしまうと、不利な契約につながりかねないのでご注意を!
3 お子さまの誕生、おめでとうございます! 今の保険を見直してお子さまのために万一の場合の死亡保障を大きくするといいですよ
⇒死亡保障を大きくするのに転換する必要はありません。 ご契約中の保険を「増額」、または新しく定期保険に加入を検討してもいいです。
必要な死亡保障はお子さまのご誕生のときが一番大きいです。成長に伴って徐々に減額していくのが一般的です。保証はむしろ減らしていくことが可能です。
4 これからは女性も若いうちから男性と同じく死亡保障が必要な時代です。
⇒収入が多い方でも死亡保障は不要なのが一般的です。単独の医療保険を検討してはいかがでしょうか。
5 終身保険を払い終えたら介護年金にも変更できるから一つは入っていたほうがオトクですよ。
⇒介護の補償を望むなら最初から介護に特化している保険を検討してみてはいかがでしょうか。いろいろ検討して本当に必要かどうかチェックしましょう。
貯蓄のつもりで加入した保険が払込んだ保険料よりも受け取りの満期金が少ないと後からわかって「いま解約したら損」と言われるケースもあるようです。
保証、特約が多すぎても・・・
不要な特約をカットするだけでも保険料はオトクになります。
よく見ると保証内容が重複しているのに気づかない場合もあります。
生保の経営が厳しい中で、CMで観た他の生保への乗り換えを考えてしまう契約者も増加していますが、焦りは禁物です。
家族構成や住宅ローン返済、健康状態。
他人に任せては失敗のもとです。
それをよくご存じなのは、ご自分であるはずです。
セールストークは見極めてください。
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