あなたの生まれた年はどれほど幸運でしたか?
生まれた年は投資の成功に左右する可能性があります。
大きなお金が動く人生のライフプラン、
住宅購入、子どもの学費、老後資金。
特に最初の住宅を購入した年が重要なのです。
金利、バブル、デフレ、また市場動向等々、さまざまな要因に影響を受けるため冷静に相場を見極めることは容易ではありません。
バブルで財産を築いた方々は幸運です。
資産運用、不動産の購入なども偶然なタイミングの結果であるという認識も持つ必要があるかもしれません。とかく人生の登り途中でどれだけ財を手にしたかはアピールしたがりますが、下る途中で大財を失ったことについては語りたがりません。
団塊ジュニア世代の私は銀行の入行時期がちょうどバブル崩壊の時期と重なりました。
投機買いや、不動産投資に失敗して持ち家を売却することになり人生が破綻した知り合いの人の苦労話や住宅ローンの支払いに困っている人の窮状を耳にしてとても衝撃を受けました。
資産運用の在り方を考察するうえで、相場のサイクルを見据えて、景気がいいときと、景気が悪いときとでは、投資プランを見分ける必要があります。
団塊の世代との住宅事情の比較
団塊の世代_1947年(昭和22年)~1949年(昭和24年)生まれで、戦後の復興を支え、高度経済成長を創り、バブル時は現金で住宅を購入するという人がメディアで報道されるほど相場の浮き沈みを経験した世代。価値観が現在とは大きく異なります。
現在の傾向として
住宅購入の3割の人が破綻予備軍 (・・?
と言われています。金融機関は「返済比率30-35%(額面年収)」までローンを組めます。例えば、
妻と子1人扶養世帯
額面年収600万円
手取り年収:約470万円(月39万円)
返済比率20%(額面)で住宅購入(月々10万円の返済)
総務省統計局の家計調査報告書によると、二人以上世帯の平均生活費は「287,315円(約28.7万円)」
現実には、39万(手取り)-約28.7万(生活費用)-10万(ローン返済費用)=赤字ギリなのです。
借りすぎないようにローン返済は額面年収ではなく「手取り年収」20%以内に抑えることが無難です。
金利の変動
住宅ローン金利は、1990年のバブル期には8.5%をつけて以降は急落し、2.5%にまで下がり、以降は横ばい状態で推移していました。
バブル期に定期預金や国債、高利回りの養老保険など高利息を享受できたのに対して住宅ローン金利も連動して高かったため、バブル崩壊後はローン返済に追われることになりました。
バブル崩壊により利率は下落を続け、99年にはゼロ金利目前まで落ち込みました。2008年のリーマン・ショック以降、超低金利は今も続いています。
国土交通省が発表している令和元年度住宅市場動向調査報告書によると、住宅購入(中古物件を除く)の際の平均購入額は4100万円。平均借入金については3400万円程度となっています。(参考:国土交通省「令和元年度住宅市場動向調査報告書」(※2))
親として、家族を守り、幸せな家庭にしていく事。一番大きな夢ではないですか?
コロナ禍、自然災害のような突発的な事態が起きても、余裕を持った返済計画を立てて、無難に完済して老後2000万円資金を備えるためにも、適宜にファイナンシャルプランを見直すことが必要なのです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?