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体調が悪いとき、忙しいときの乗り切り方

期末の忙しさや寒さのせいなのか、最近、私の周りでは体調を崩す人が多い印象です。
私はデザイン会社を経営していたり、講師や執筆の仕事をしていたりするので、ふと気がつくとブラック企業のような働き方になってしまいがちです。今日はそんな私が、どんなサインで体調の悪いときや忙しいときに、どのように乗りきっているのか。大学時代に学んだことをベースにご紹介します。


最も重要!休むべきサインは見逃さないようにする

これ、大事なので一番に書いておきます。
倒れた友人や入院した友人が揃って口にするのが「そろそろ休まなければと思っていた」とか「病院に行かなきゃ」と思っていたということ。
身体が発してくれている休むべきサインを無視しないことが、とてもとても大事だと思います。

ちなみに私の休むべきサインは「違和感」で、具体的には腰痛と風邪をひく前に感じる寒気に気をつけています。
基本的に無理がたたると、その人の弱い部分に症状が出ると言われますよね。私はガラスの腰の持ち主でして、長い時間座っていたり、寝る姿勢がよくなかったりはもちろん、運動不足や冷えでもギックリ腰になります。
そうなってしまうと1週間くらいは使い物にならないのでちょっとの違和感があった時点で仕事を調整してマッサージに行く時間をとるなど、大事にならないように気をつけています。

風邪はめったにひかないのですが、寒気を感じた段階を見過ごしてしまうと、ひどいめに合うので「これくらい大丈夫だろう」と思わずに、すぐに暖かいものを飲んだり、上着をはおったり、横になるといった対策をとっています。

あたりまえのようですが、これが忙しかったり、体力を過信すると無理しちゃうんですよね。

以前学んだ「高齢期の適応方略」を応用しています

体調が悪いときや忙しいときなど、普段の力が発揮できないときに私が参考にしているのが「高齢期の適応方略」と呼ばれるものです。(確か、大学の授業で教わったのだと思いますが、もし論文などが見つかれば、後で引用文献として追記します)
高齢期の適応方略とは、簡単に言うと、人が歳をとって、若い頃のように無理が効かなくなったときにとるべき作戦のようなものです。

1つめは「目標の選択です」だそうです。
私は体調が悪いときなど、すべての目標を遂行するのは無理だとわかった時点で、どうしてもやらなければならないもの、できそうなもの以外は
すべて手放すようにしています。

手放すというのは、言うのは簡単でも、なかなか難しいと思います。
私の場合、恩師が若くして亡くなっていますし、突然死してしまった同年代の友人もいるので、頑張り過ぎの怖さを身近に感じて、やっと手放すことができるようになった感じです。

2つめは「資源(ヤル気、時間、能力)」の最適化です

休むべきサインを感じたときには、やる気を少し抑えるとか、使える時間を短く見積もり直すとか、得意なことだけをやるようにするなど、今使える少ない資源を最適化するようにしています。

3つめは「保障(外部からの援助を利用し、資源の不足を補う)」です

身体が弱いので、長年うちの会社で働いてくれている人に、私が動けないときのバックアップをお願いしています。助けてくれる人がいるので、無理ができないときに休みやすくなります。

適応方略には練習が必要?

ご紹介した高齢期の適応方略は、人生100年時代だとか、生涯現役といったことが推進される時代にはかなり重要なスキルだと思います。

でも、これって頭で理解したからといって、すぐにできるものではないように感じました。
目標を絞るとか、資源を最適化するというのはできたとしても、なかなか人に頼めないとか、外注するのが気持ち的に嫌だとか思う人は多いのではないでしょうか。

例えば、お手伝いさんを頼むといったことのハードルが高ければ、食洗器を買うとか、いろいろやり方はあると思うのですが。知恵を出すのと、えいやとやってみる気持ちの両方でトレーニングがいるように感じました。

皆さんも、今のうちから、目標の選択、資源の最適化、外部から補う
といったことを意識して取り入れる練習をしておくといいかも知れません。

*放置していたnoteですが、読んでくれた人の毎日が少しよくなるような情報を発信できればと思い、仕事の合間に再開しています。みなさんのスキやフォローが励みになるので、ぜひ応援よろしくお願いします!


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